24PM107|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経穴と筋・腱の位置関係で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
前腕と肘の経穴を、腱との位置関係で区別する問題です。
解説
間使は手の厥陰心包経の経金穴で、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸に取ります。したがってこの記述が正しく、正答です。心包経の前腕の経穴は、いずれもこの二つの腱の間を走行します(郄門は上5寸、間使は上3寸、内関は上2寸、大陵は横紋上)。深部を正中神経が走行するため、正中神経の障害に対する治療穴としても用いられます。
霊道は尺側手根屈筋腱の尺側にあるという記述は誤りです。霊道は手の少陰心経の経金穴で、前腕前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸5分に取ります。「尺側」ではなく「橈側」です。心経の前腕の経穴は、いずれも尺側手根屈筋腱の橈側縁にあります(霊道は上1寸5分、通里は上1寸、陰郄は上5分、神門は横紋上)。
支正は尺側手根伸筋と小指伸筋の間にあるという記述も誤りです。支正は手の太陽小腸経の絡穴で、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸に取ります。なお、「小指伸筋腱と尺側手根伸筋の間」にあるのは、三焦経の会宗(背側横紋の上方3寸)です。
曲沢は上腕二頭筋腱の橈側にあるという記述も誤りです。曲沢は心包経の合水穴で、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱の尺側(内方)の陥凹部に取ります。上腕二頭筋腱の橈側(外方)にあるのは、肺経の尺沢です。この二つの区別は頻出です。
選択肢の確認
1.霊道は尺側手根屈筋腱の尺側にある。
誤り。尺側手根屈筋腱の橈側縁にあります。
2.支正は尺側手根伸筋と小指伸筋の間にある。
誤り。尺骨内縁と尺側手根屈筋の間にあります。
3.曲沢は上腕二頭筋腱の橈側にある。
誤り。上腕二頭筋腱の尺側にあります。橈側は尺沢です。
4.間使は長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間にある。
正しい。心包経の経金穴で、掌側横紋の上方3寸です。
覚えるポイント
- 心包経(前腕前面)=長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間。郄門(5寸)、間使(3寸)、内関(2寸)、大陵(横紋)。
- 心経(前腕前内側)=尺側手根屈筋腱の橈側縁。霊道(1寸5分)、通里(1寸)、陰郄(5分)、神門(横紋)。
- 尺沢=上腕二頭筋腱の橈側(外方)、曲沢=尺側(内方)。曲沢の深部に上腕動脈と正中神経。
- 会宗=小指伸筋腱と尺側手根伸筋の間、背側横紋の上3寸(三焦経の郄穴)。