24PM109|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
取穴法で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
下腿の経穴の取穴部位を問う問題です。
解説
光明は足の少陽胆経の絡穴で、下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方5寸に取ります。したがってこの記述が正しく、正答です。胆経の絡穴として肝経に連絡し、「光明」という名のとおり眼の症状(眼精疲労、視力低下、夜盲)に用いられます。
胆経の下腿外側の経穴を、外果尖からの距離で並べると、懸鍾(3寸)、陽輔(4寸)、光明(5寸)、外丘と陽交(7寸)となります。このうち外丘は腓骨の前方、陽交は腓骨の後方にある点が区別の要点です。
豊隆は前脛骨筋の外縁、外果尖の上方6寸に取るという記述は誤りです。豊隆は足の陽明胃経の絡穴で、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸に取ります。6寸ではありません。条口(外果尖の上8寸で脛骨前縁の外方1横指)と同じ高さで、その外方1横指にあたります。豊隆は痰を除く要穴として重要です。
復溜はアキレス腱の前縁、内果尖の上方4寸に取るという記述も誤りです。復溜は足の少陰腎経の経金穴で、下腿後内側、アキレス腱の前縁、内果尖の上方2寸に取ります。4寸ではありません。腎虚証で母(金)を補う穴として重要です。なお、同じ高さで前方0.5寸にあるのが交信(陰蹻脈の郄穴)です。
中都は脛骨内側面の中央、内果尖の上方8寸に取るという記述も誤りです。中都は足の厥陰肝経の郄穴で、脛骨内側面の中央、内果尖の上方7寸に取ります。8寸ではありません。なお、同じ肝経の蠡溝(絡穴)は内果尖の上方5寸にあります。
選択肢の確認
1.豊隆は前脛骨筋の外縁、外果尖の上方6寸に取る。
誤り。豊隆は外果尖の上方8寸です。
2.光明は腓骨の前縁、外果尖の上方5寸に取る。
正しい。胆経の絡穴であり、眼の症状に用いられます。
3.復溜はアキレス腱の前縁、内果尖の上方4寸に取る。
誤り。復溜は内果尖の上方2寸です。
4.中都は脛骨内側面の中央、内果尖の上方8寸に取る。
誤り。中都は内果尖の上方7寸です。
覚えるポイント
- 胆経(外果尖から)=懸鍾3寸(髄会)、陽輔4寸、光明5寸(絡穴)、外丘と陽交7寸。
- 外丘=腓骨の前方(胆経の郄穴)、陽交=腓骨の後方(陽維脈の郄穴)。
- 腎経=太渓(内果尖とアキレス腱の間)、復溜2寸、築賓5寸(陰維脈の郄穴)。交信は復溜の前0.5寸。
- 肝経=中封(内果の前方)、蠡溝5寸(絡穴)、中都7寸(郄穴)。胃経=豊隆(外果尖の上8寸、絡穴)。