24PM112|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
奇穴の取穴と主治の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
奇穴の部位と主治を対応させる問題です。
解説
中極の外方3寸にあるのが子宮という奇穴です。中極は任脈の経穴で、下腹部、臍中央の下方4寸にあり、膀胱の募穴です。その外方3寸にあたる子宮穴は、婦人科の疾患(月経困難症、月経不順、子宮下垂、不妊)や膀胱炎などの泌尿器の症状に用いられます。したがってこの組合せが正しく、正答です。
百会の前後左右の各1寸にあるのは四神聡という奇穴です(4点からなります)。主治は頭痛、めまい、不眠、健忘、てんかんなど、頭部と精神の症状であり、胃炎ではありません。
翳風の後方約1寸の付近にあるのは安眠という奇穴で、主治は不眠です。歯根炎ではありません。歯痛に用いるのは頬車、下関、合谷、内庭などです。
足三里の下方約2寸にあるのは闌尾(虫垂点)という奇穴です。主治は虫垂炎であり、この部位の圧痛は虫垂炎を示唆する所見としても知られています。胆嚢炎ではありません。胆嚢炎に対応する奇穴は胆嚢点で、陽陵泉の下方1から2寸にあります。闌尾と胆嚢点は、いずれも下腿外側にあって紛らわしいため、「胃経の足三里の下が闌尾(虫垂)」「胆経の陽陵泉の下が胆嚢点」と対にして覚えます。
そのほかの主な奇穴としては、印堂(眉間、頭痛と鼻の症状)、太陽(眉毛外端と外眼角の中間の後方、頭痛と眼の症状)、四縫(手指の掌側、小児の疳の虫)、十宣(手指の先端、意識障害の救急)、膝眼(内膝眼と外膝眼、膝の症状)、八風と八邪(足趾と手指の間)があります。
選択肢の確認
1.百会の前後左右の各1寸-胃炎
誤り。四神聡であり、頭痛、めまい、不眠に用います。
2.翳風の後方約1寸-歯根炎
誤り。安眠の部位にあたり、不眠に用います。
3.足三里の下方約2寸-胆嚢炎
誤り。闌尾であり、虫垂炎に用います。
4.中極の外方3寸-膀胱炎
正しい。子宮であり、婦人科と泌尿器の症状に用います。
覚えるポイント
- 子宮=中極の外方3寸。婦人科疾患と膀胱炎。
- 闌尾=足三里の下2寸(虫垂炎)。胆嚢点=陽陵泉の下1から2寸(胆嚢炎)。
- 四神聡=百会の前後左右各1寸(頭痛、めまい、不眠)。安眠=翳風の後方(不眠)。
- 印堂(眉間)、太陽(こめかみ)、四縫(小児の疳の虫)、十宣(救急)。