24PM114|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
肩甲挙筋のトリガーポイント好発部位に当たるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
肩甲挙筋のトリガーポイントが生じやすい部位を問う問題です。
解説
肩甲挙筋は、第1から第4頸椎の横突起から起こり、肩甲骨の上角に停止する筋です。頸部の側屈と回旋、そして肩甲骨の挙上に働きます。
トリガーポイントは、筋の起始部と停止部、そして筋腹に生じやすく、肩甲挙筋では特に**肩甲骨上角の付近(停止部)**と、頸部の起始部付近が好発部位として知られています。
肩外兪は手の太陽小腸経の経穴で、上背部、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。これは肩甲骨の内側縁の上部、すなわち肩甲骨上角の付近にあたり、肩甲挙筋の停止部に対応します。したがってトリガーポイントの好発部位にあたる経穴として最も適切であり、これが正答です。この部の圧痛と硬結は、頸部から肩甲骨の内側にかけての関連痛を生じることが知られています。
肩井は足の少陽胆経の経穴で、第7頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線の中点に取ります。僧帽筋上部線維の上にあり、僧帽筋のトリガーポイントの好発部位です。肩甲挙筋ではありません。なお、この部は深部に肺尖があるため深刺は禁忌です。
肩髃は手の陽明大腸経の経穴で、肩峰外縁の前端と上腕骨大結節の間の陥凹部に取ります。三角筋と棘上筋腱に対応する部位であり、肩甲挙筋とは異なります。
天髎は手の少陽三焦経の経穴で、肩甲骨上角の上方の陥凹部に取ります。肩甲挙筋の走行にごく近い部位ではありますが、本問では停止部により近い肩外兪が正答とされています。
選択肢の確認
1.肩井
誤り。僧帽筋上部線維に対応します。
2.肩髃
誤り。三角筋と棘上筋腱に対応します。
3.天髎
誤り。肩甲骨上角の上方にあります。
4.肩外兪
正しい。肩甲骨上角の付近にあり、肩甲挙筋の停止部に対応します。
覚えるポイント
- 肩甲挙筋=第1から第4頸椎の横突起から肩甲骨上角へ。肩甲背神経支配。
- トリガーポイントの好発=**肩甲骨上角の付近(肩外兪)**と頸部の起始部。
- 肩中兪=第7頸椎の高さ、外方2寸。肩外兪=第1胸椎の高さ、外方3寸。
- 肩井=僧帽筋上部。深部に肺尖があり深刺は禁忌。