24PM118|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
機能性月経困難症の患者の治療でデルマトームを考慮して選穴する場合、適切でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**デルマトーム(髄節)**を考慮した選穴を問う問題です。
解説
機能性月経困難症では、子宮の収縮と虚血による痛みが生じます。子宮からの痛覚は、**下腹神経を介して第10胸髄から第1腰髄(T10からL1)へ、また子宮頸部と膣上部からは骨盤内臓神経を介して仙髄(S2からS4)**へ入ります。
したがって、これらの髄節に対応する部位の経穴を選ぶことが、分節性の治療として理にかなっています。
関元は任脈の経穴で、下腹部、臍中央の下方3寸にあります。この部位の皮膚分節はおおむねT11からT12にあたり、子宮の分節に対応します。小腸の募穴であり、足の三陰経と任脈の交会穴でもあります。
脾兪は膀胱経の経穴で、第11胸椎棘突起下縁の高さにあり、T11に対応します。
三焦兪は膀胱経の経穴で、第1腰椎棘突起下縁の高さにあり、L1に対応します。
これらはいずれもT10からL1の範囲に含まれ、適切な選穴となります。
大腸兪は膀胱経の経穴で、第4腰椎棘突起下縁の高さにあり、L4に対応します。これは子宮の痛覚が入るT10からL1にも、S2からS4にも該当しません。したがってデルマトームを考慮した選穴としては適切でなく、これが正答です。
なお、仙髄の分節に対応する部位としては、次髎(第2後仙骨孔)をはじめとする八髎穴があり、月経痛に広く用いられます。
選択肢の確認
1.関元
誤り。臍下3寸でT11からT12に対応し、適切な選穴です。
2.脾兪
誤り。第11胸椎の高さでT11に対応します。
3.三焦兪
誤り。第1腰椎の高さでL1に対応します。
4.大腸兪
正しい(適切でない)。第4腰椎の高さでL4に対応し、子宮の分節に含まれません。
覚えるポイント
- 子宮の痛覚=下腹神経(T10からL1)と骨盤内臓神経(S2からS4)。
- 対応する経穴=脾兪(T11)、胃兪(T12)、三焦兪(L1)、関元、中極、そして八髎穴(S1からS4)。
- 大腸兪はL4であり、子宮の分節には含まれない。
- ゲートコントロールは同一分節で働くため、分節に一致した選穴が理にかなう。