24PM121第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

胃痛に対して行う低周波鍼通電療法で、デルマトームを応用した経穴の組合せとして正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

**内臓の痛みが入る髄節(デルマトーム)**を考慮した選穴を問う問題です。

解説

からの痛覚は、大内臓神経を介して**第6胸髄から第9胸髄(T6からT9)**へ入ります。したがって、胃痛に対して分節性の効果を狙う場合は、この高さに対応する背部の経穴を選びます。

膈兪は足の太陽膀胱経の経穴で、第7胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1寸5分にあり、T7に対応します。肝兪は同じく膀胱経の経穴で、第9胸椎棘突起下縁の高さにあり、T9に対応します。いずれも胃の分節(T6からT9)に含まれるため、この組合せが最も適切であり、正答です。あわせて胃兪、脾兪、中脘、足三里なども用いられます。

三焦兪-腎兪は、それぞれ**第1腰椎(L1)第2腰椎(L2)**の高さにあります。胃の分節より下方であり、腎や泌尿器、腰部の症状に対応します。

玉枕-天柱は、いずれも後頭部と後頸部の経穴です。頭部と頸部の症状に対応するもので、胃の分節ではありません。

大杼-肺兪は、それぞれ**第1胸椎(T1)第3胸椎(T3)**の高さにあります。上背部であり、呼吸器の症状に対応する高さです。胃の分節(T6からT9)より上方になります。

内臓の痛覚が入る髄節を整理すると、心臓=T1からT5胃=T6からT9肝と胆=T7からT10小腸=T9からT11腎と尿管=T10からL2膀胱=T11からL2およびS2からS4子宮=T10からL1およびS2からS4となります。この対応を押さえておくと、分節性の選穴を判断できます。

選択肢の確認

1.三焦兪-腎兪
誤り。L1とL2の高さであり、腎と腰部に対応します。

2.膈兪-肝兪
正しい。T7とT9の高さであり、胃の分節に対応します。

3.玉枕-天柱
誤り。後頭部と後頸部の経穴です。

4.大杼-肺兪
誤り。T1とT3の高さであり、呼吸器に対応します。

覚えるポイント

  • 胃の痛覚=T6からT9。対応する背部兪穴=膈兪(T7)、肝兪(T9)、胆兪(T10)、胃兪(T12)。
  • 心臓=T1からT5肝胆=T7からT10腎と尿管=T10からL2子宮=T10からL1
  • 背部兪穴の高さ=肺兪(T3)、心兪(T5)、膈兪(T7)肝兪(T9)、脾兪(T11)、腎兪(L2)。
  • 鍼通電では心臓を挟む通電を避け、同一分節または同一の筋に沿って二穴を選ぶ。
24PM12024PM122
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)