24PM127第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

「38歳の女性。1か月前から家事動作で右手首の橈側が痛むようになり、近医にてドケルバン病と診断された。湿布を続けたが徐々に痛みが増強したため来院。」罹患筋に対する鍼施術で適切な経穴はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

ドケルバン病の罹患筋に対する治療穴を選ぶ問題です。

解説

ドケルバン病で罹患するのは、手関節橈側の第1区画を通る長母指外転筋腱と短母指伸筋腱です。これらの筋腹は前腕の**後外側(橈側)**にあり、橈骨と尺骨の後面から起こって母指へ向かいます。

偏歴は手の陽明大腸経の絡穴で、前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋の上方3寸に取ります。この部位は長母指外転筋と短母指伸筋の筋腹に近く、罹患筋に対する治療穴として適切です。したがってこれが正答です。あわせて、腱の通る部位である陽渓(長母指伸筋腱と短母指伸筋腱の間)、列欠(長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間)、そして手三里も用いられます。

孔最は手の太陰肺経の郄穴で、前腕前外側、尺沢と太淵を結ぶ線上、手関節掌側横紋の上方7寸に取ります。前腕の**前面(掌側)**にあり、屈筋群の部位です。伸筋である長母指外転筋と短母指伸筋の筋腹ではありません。

支溝は手の少陽三焦経の経火穴で、前腕後面、橈骨と尺骨の骨間の中点、手関節背側横紋の上方3寸に取ります。前腕の後面ではありますが、中央にあたり、総指伸筋や小指伸筋の部位です。橈側にある長母指外転筋と短母指伸筋の部位からはやや尺側になります。

手三里は大腸経の経穴で、前腕後外側、肘窩横紋の下方2寸に取ります。橈側手根伸筋群の部位で、上腕骨外側上顆炎の局所穴として重要です。ドケルバン病にも併用されますが、罹患筋の筋腹により近いのは偏歴です。

選択肢の確認

1.孔最
誤り。前腕前面にあり、屈筋群の部位です。

2.支溝
誤り。前腕後面の中央にあり、総指伸筋などの部位です。

3.偏歴
正しい。前腕後外側にあり、長母指外転筋と短母指伸筋の筋腹に近い部位です。

4.手三里
誤り。橈側手根伸筋群の部位で、外側上顆炎の局所穴です。

覚えるポイント

  • ドケルバン病の罹患筋=長母指外転筋と短母指伸筋。前腕の後外側(橈側)
  • 局所穴=偏歴、陽渓、列欠、手三里。
  • 偏歴=大腸経の絡穴、陽渓と曲池を結ぶ線上、背側横紋の上3寸。
  • 伸筋支帯下の第1区画を通る腱がこの二つ。第3区画は長母指伸筋腱(陽渓の背側)。
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