24PM142|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
刺鍼手技で目的深度までを3等分し、各深度で雀啄を行うのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
現行17手技の具体的な操作を問う問題です。
解説
屋漏術は、目的とする深さまでを三等分し、それぞれの深さで雀啄などの手技を加えながら、段階的に刺入していく手技です。雨漏りが少しずつしたたる様子にたとえられます。したがってこの記述に合致し、正答です。深さを変えながら各層に刺激を与えられるため、目的とする層に確実に刺激を届けたい場合に用いられます。抜鍼する際にも同様に三段階に分けて行うことがあります。
間歇術は、目的の深さまで刺入した後、いったん途中(皮下近く)まで引き上げ、また刺入することを繰り返す手技です。深さを変える点は共通しますが、「三等分して各深度で雀啄を行う」という具体的な操作は屋漏術の記述です。
乱鍼術は、単一の決まった操作ではなく、複数の手技を組み合わせて用いる方法の総称です。症状と部位に応じて、雀啄術、旋撚術、振せん術などを適宜組み合わせます。
随鍼術は、患者の呼吸に合わせて鍼を進退させる手技です。呼気に合わせて刺入し、吸気に合わせて留めるといった操作を行い、患者の緊張をやわらげながら刺激を与えます。呼吸の補瀉の考え方と結び付けて理解されます。
現行17手技は、「何を、どう動かすか」という観点で整理すると覚えやすくなります。深さを変えるもの(屋漏術、間歇術、雀啄術)、回転させるもの(回旋術、旋撚術)、振動を与えるもの(振せん術、内調術、管散術、細指術)、方向や位置を変えるもの(刺鍼転向術、鍼尖転移術)、そして置鍼術、随鍼術、副刺激術、乱鍼術などです。
選択肢の確認
1.間歇術
誤り。刺入と引き上げを繰り返す手技です。
2.乱鍼術
誤り。複数の手技を組み合わせて用いる方法の総称です。
3.屋漏術
正しい。三等分した各深度で雀啄などを加えながら段階的に刺入します。
4.随鍼術
誤り。呼吸に合わせて鍼を進退させる手技です。
覚えるポイント
- 屋漏術=目的の深さを三等分し、各深度で雀啄などを行いながら段階的に刺入。
- 間歇術=刺入と引き上げの反復。雀啄術=一定の深さで上下に細かく動かす。
- 随鍼術=呼吸に合わせて進退させる。副刺激術=近くに刺鍼(抜鍼困難にも)。
- 乱鍼術=複数の手技の組合せ。