24PM144第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

鍼治療後に起こった症状で気胸を疑うのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

気胸の症状を問う問題です。

解説

気胸は、胸腔に空気が入って肺が虚脱する状態です。鍼施術では、胸背部、側胸部、鎖骨周囲への深刺によって生じる医原性気胸が最も注意すべき有害事象です。

典型的な症状は、突然の胸痛呼吸困難、そして乾いた咳(空咳)です。したがって呼吸困難が正答です。所見としては、患側の呼吸音の減弱、打診での鼓音、胸郭運動の低下がみられます。症状は刺鍼直後に現れることもあれば、数時間から翌日にかけて遅れて現れることもあるため、施術後の経過にも注意を払います。

気胸が疑われる場合は、直ちに施術を中止し、安静を保って医療機関の受診を勧めます。緊張性気胸に至ると、縦隔が健側へ偏位して心臓と大血管が圧迫され、頸静脈怒張、血圧低下、著しい呼吸困難という閉塞性ショックを呈するため、直ちに救急要請が必要です。

喘鳴は、気道が狭窄して呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音が生じるもので、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、上気道の狭窄でみられます。気胸を特徴づける症状ではありません。

血痰は、気道からの出血が痰に混じるもので、肺結核、気管支拡張症、肺癌、肺炎などでみられます。気胸の典型的な症状ではありません。

めまいは、施術中の**脳貧血(血管迷走神経反射)**でよくみられる症状です。座位での施術、空腹時、疲労時に生じやすく、対応は直ちに抜鍼して仰臥位とし下肢を挙上することです。気胸の症状ではありません。

予防としては、胸背部と鎖骨周囲では斜刺または横刺とし、深刺を避けることが原則です。

選択肢の確認

1.喘鳴
誤り。気管支喘息など気道の狭窄でみられます。

2.血痰
誤り。肺結核や気管支拡張症、肺癌でみられます。

3.めまい
誤り。施術中の脳貧血でよくみられる症状です。

4.呼吸困難
正しい。突然の胸痛とともに気胸の典型的な症状です。

覚えるポイント

  • 気胸=突然の胸痛、呼吸困難、空咳。患側の呼吸音減弱、打診で鼓音
  • 遅れて症状が現れることがあるため、施術後の経過にも注意する。
  • 緊張性気胸=縦隔偏位、頸静脈怒張、血圧低下。直ちに救急要請
  • 予防=胸背部と鎖骨周囲は斜刺または横刺、深刺を避ける。
24PM14324PM145
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