24PM149第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

鍼治療による生体防御反応に最も関係するのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

鍼治療による生体防御反応の機序を問う問題です。

解説

サイトカインは、免疫細胞などから放出されて細胞間の情報伝達を担う蛋白質の総称で、インターロイキン、インターフェロン、腫瘍壊死因子などが含まれます。免疫応答の調節、炎症の惹起と収束、造血の調節に中心的な役割を果たします。

鍼刺激によって組織が微小に損傷されると、局所でマクロファージなどが活性化されてサイトカインが産生され、免疫系の細胞が動員されて生体の防御機能が高まると考えられています。したがって生体防御反応に最も関係するものとしてサイトカイン産生が正答です。あわせて、白血球数の変動、ナチュラルキラー細胞の活性の変化なども報告されており、これらが鍼灸の防衛作用の基礎として説明されます。

アセチルコリン遊離は、神経筋接合部、自律神経節、副交感神経の節後線維における神経伝達の機序です。副交感神経を介した内臓機能の調節には関わりますが、免疫を介した生体防御反応の中心的な機序としては挙げられません。

体性-内臓反射は、体表への刺激が自律神経を介して内臓の機能を変化させる反射です。鍼灸が内臓の働きを調整する重要な機序ではありますが、これは機能の調整に関わるものであり、免疫を介した防御機能の亢進そのものを説明するものではありません。

パチニ小体興奮は、皮膚の深部と皮下組織にある機械受容器が、振動と速い圧の変化を受容することです。触圧覚の受容であり、生体防御反応とは直接結び付きません。

なお、灸の作用としても、白血球の増多を中心とした防衛作用が古くから挙げられており、その現代的な理解としてサイトカインを介した免疫の賦活が考えられています。

選択肢の確認

1.アセチルコリン遊離
誤り。神経伝達の機序であり、免疫を介した防御の中心ではありません。

2.体性-内臓反射
誤り。内臓機能の調整に関わる反射です。

3.サイトカイン産生
正しい。免疫応答の調節を担い、生体防御反応の中心となります。

4.パチニ小体興奮
誤り。振動と速い圧の変化を受容する機械受容器です。

覚えるポイント

  • サイトカイン=細胞間の情報伝達を担う蛋白質。免疫応答と炎症の調節、造血に関わる。
  • 鍼灸の防衛作用=白血球の増多、ナチュラルキラー細胞の活性化、サイトカインの産生。
  • 体性-内臓反射=内臓機能の調整。軸索反射=局所の血流改善。
  • 灸の作用=調整、防衛、誘導、転調、増血、止血、反射。
24PM14824PM150
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