24PM151|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
ヨモギの組成のうち精油を多く含むのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ヨモギの構造と艾の成分を問う問題です。
解説
ヨモギの葉の裏面には、二種類の毛状の構造があります。
毛茸は、T字型をした白色の綿毛で、葉の裏面に密生します。艾の主体をなす構造であり、これが多いほど良質艾となります。燃焼の主体ですが、精油を含む構造ではありません。
腺毛は、柄細胞と頭部からなる分泌構造で、揮発性の精油を蓄えています。精油の主成分にはシネオールなどがあり、これが燃焼時に揮発して艾特有の芳香を生みます。したがって精油を多く含むのは腺毛であり、これが正答です。
葉柄は、葉と茎をつなぐ柄の部分です。艾の製造では夾雑物として取り除かれる部分であり、精油を多く含む構造ではありません。
葉脈も、葉の中を走る維管束であり、夾雑物として精製の過程で除去されます。葉脈が多く残ったものが粗製艾となり、燃焼温度が高く燃焼時間が長くなります。
艾の製造工程は、乾燥→裁断→石臼で搗く→篩にかける→唐箕で選別という順で行われ、これを繰り返すほど毛茸の割合が高まって良質艾となります。
良質艾は、毛茸が主体で淡黄白色、軽く柔らかく、芳香が強く、燃焼温度が低いため、皮膚上で直接燃やす透熱灸に適します。一方、粗製艾は夾雑物が多く黒っぽく、粗く硬く、燃焼温度が高く燃焼時間が長いため、温灸、隔物灸、灸頭鍼、押灸に用いられます。
選択肢の確認
1.葉柄
誤り。夾雑物として取り除かれる部分です。
2.毛茸
誤り。艾の主体をなす構造ですが、精油は含みません。
3.葉脈
誤り。夾雑物として除去される部分です。
4.腺毛
正しい。揮発性の精油を含み、燃焼時の芳香のもととなります。
覚えるポイント
- 毛茸=葉裏のT字型の白い毛。艾の主体。多いほど良質艾。
- 腺毛=**精油(シネオールなど)**を含み、芳香のもととなる。
- 葉柄と葉脈は夾雑物として精製で除去される。
- 製造=乾燥→裁断→石臼→篩→唐箕。繰り返すほど良質になる。