24PM152|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
押灸に用いる艾で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
押灸に用いる艾の性質を問う問題です。
解説
押灸は、艾を布や紙で包んで患部に押し当て、広い範囲に温熱を与える灸法です。皮膚に直接艾炷を置くのではなく、包んだ状態で当てるため、強い火力と持続する熱が必要になります。
したがって、押灸に用いるのは夾雑物を多く含む粗製艾です。粗製艾は、燃焼温度が高く火力が強く、燃焼時間も長いという性質をもつため、この用途に適します。したがって「火力が強い」が正しく、正答です。同様に、温灸、隔物灸、灸頭鍼といった、皮膚と艾の間に距離や介在物がある灸法にも粗製艾が用いられます。
手触りがよいという記述は、良質艾の性質です。良質艾は毛茸が主体で繊維が細かく軟らかく、手に取ると軽くふんわりとしています。粗製艾は粗く硬い手触りです。
淡黄白色であるという記述も、良質艾の性質です。毛茸の白さによって淡黄白色を呈します。粗製艾は夾雑物が多いため、黒っぽい色調になります。
繊維が細かいという記述も、良質艾の性質です。粗製艾は葉肉、葉脈、茎といった夾雑物を含むため、繊維が粗くなります。
すなわち、選択肢2、3、4はいずれも良質艾の性質であり、押灸に用いる粗製艾の性質としては当てはまりません。
良質艾は、燃焼温度が低く穏やかな熱感となるため、皮膚上で直接燃やす透熱灸に適します。艾炷を小さくひねりやすい点も、その理由の一つです。
選択肢の確認
1.火力が強い。
正しい。粗製艾は燃焼温度が高く火力が強い性質をもちます。
2.手触りがよい。
誤り。良質艾の性質です。
3.淡黄白色である。
誤り。良質艾の性質です。粗製艾は黒っぽくなります。
4.繊維が細かい。
誤り。良質艾の性質です。
覚えるポイント
- 押灸、温灸、隔物灸、灸頭鍼=粗製艾。火力が強く燃焼時間が長い。
- 透熱灸=良質艾。淡黄白色、軽く柔らかい、芳香が強い、燃焼温度が低い。
- 粗製艾=夾雑物が多い、黒っぽい、粗く硬い。
- 刺激量は艾炷の大きさ、硬さ、壮数、艾の質で調節する。