24PM154|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
八分灸が属する灸法はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
八分灸がどの灸法に分類されるかを問う問題です。
解説
八分灸は、艾炷が八分目ほど燃えたところで火を消す方法です。皮膚まで燃えきらないため熱傷を残さず、無痕灸に分類されます。
熱さを感じたところで火を消して、心地よい温熱を与えるという点で、知熱灸と同じ考え方に立つ灸法です。したがって知熱灸に属するものとして分類され、これが正答です。知熱灸は、比較的大きな艾炷を用いて患者が熱さを感じた時点で消火するもので、八分灸はその中でも「八分目」という目安を定めた形といえます。
焦灼灸は、患部に強い熱を加えて組織を焼き切る目的の灸法です。いぼ、鶏眼、胼胝に用いられました。有痕灸であり、瘢痕を残します。八分灸とは目的も方法もまったく異なります。
塩灸(隔塩灸)は、臍などのくぼみに塩を敷き、その上に艾炷を置いて燃やす方法で、隔物灸の一種です。皮膚と艾炷の間に物をはさむという点が八分灸と異なります。腹部の冷え、下痢、虚脱状態に用いられます。
温筒灸は、金属や紙の筒に艾を入れて燃やし、台座を介して皮膚に温熱を伝える方法です。市販の台座灸もこの一種で、手軽に用いられます。こちらも構造が八分灸とは異なります。
灸法の分類を整理すると、有痕灸=透熱灸(糸状灸を含む)、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸(八分灸を含む)、隔物灸(隔塩灸、隔姜灸、隔味噌灸)、温筒灸、棒灸、灸頭鍼、押灸となります。
選択肢の確認
1.焦灼灸
誤り。組織を焼き切る有痕灸です。
2.知熱灸
正しい。八分目で消火する八分灸は知熱灸に属します。
3.塩灸
誤り。塩をはさむ隔物灸です。
4.温筒灸
誤り。筒と台座を介して温熱を伝える方法です。
覚えるポイント
- 八分灸=艾炷が八分目まで燃えたところで消火。無痕灸、知熱灸に属する。
- 有痕灸=透熱灸、糸状灸、焦灼灸、打膿灸。
- 無痕灸=知熱灸(八分灸)、隔物灸、温筒灸、棒灸、灸頭鍼、押灸。
- 顔面部、皮膚の弱い人、小児、糖尿病では無痕灸を選ぶ。