24PM157第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

灸刺激の伝導に関与するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

灸刺激(温痛覚)の伝導路を問う問題です。

解説

灸による熱刺激は、皮膚の**自由神経終末(温度受容器とポリモーダル受容器)で受容され、細い有髄のAδ線維(III群)と無髄のC線維(IV群)**によって伝えられます。

これらの一次求心性線維は、脊髄に入って脊髄後角でシナプスを介して二次ニューロンに乗り換えます。したがって灸刺激の伝導に関与するものとして脊髄後角が正答です。ここで乗り換えた線維は同じ高さで交叉し、外側脊髄視床路を上行して視床へ、そして大脳皮質の一次体性感覚野へ至ります。あわせて脊髄網様体路が脳幹の網様体へ投射し、痛みに伴う情動と自律神経反応、そして下行性疼痛抑制系に関わります。

脊髄後角はまた、ゲートコントロールが働く場所でもあり、Aβ線維からの入力が介在ニューロンを介して痛みの伝達を抑えます。灸と鍼の鎮痛機序を理解するうえで、極めて重要な部位です。

II群線維は、皮膚神経ではAβ線維にあたり、触圧覚を伝えます。灸の温熱刺激を伝えるのはIII群(Aδ)とIV群(C)であり、II群ではありません。

**後索核(薄束核と楔状束核)**は延髄にある核で、識別性触覚、振動覚、意識にのぼる深部感覚を伝える後索路の中継核です。温痛覚の経路ではありません。

赤核は中脳にある核で、赤核脊髄路の起始核として運動の調節に関わります。感覚の伝導路ではありません。

選択肢の確認

1.Ⅱ群線維
誤り。触圧覚を伝える線維です。灸刺激はIII群とIV群が伝えます。

2.脊髄後角
正しい。一次求心性線維が二次ニューロンに乗り換える部位です。

3.後索核
誤り。識別性触覚と深部感覚の中継核です。

4.赤核
誤り。中脳にあり、運動の調節に関わります。

覚えるポイント

  • 灸刺激=自由神経終末で受容、**Aδ(III群)とC(IV群)**が伝え、脊髄後角で乗り換える。
  • 上行路=外側脊髄視床路(識別)と脊髄網様体路(情動、自律神経、痛みの制御)。
  • 脊髄後角ゲートコントロールが働く場所。Aβの入力が痛みを抑える。
  • 後索路(後索核と内側毛帯)=識別性触覚と深部感覚。温痛覚とは別の経路。
24PM15624PM158
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