24PM159第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

ブラジキニン発痛作用を増強させるのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

発痛物質と発痛増強物質を区別する問題です。

解説

ブラジキニンは、炎症の場でキニン系によって産生される代表的な発痛物質です。侵害受容器を直接刺激して痛みを引き起こし、あわせて血管の拡張と透過性の亢進をもたらします。

プロスタグランジンは、それ自体の発痛作用は弱いものの、侵害受容器の感受性を高めることで、ブラジキニンなど他の発痛物質の作用を著しく増強します。したがってこれが正答です。この作用により、通常なら痛みを感じない程度の刺激でも痛みを感じるようになる痛覚過敏が生じます。プロスタグランジンはアラキドン酸からシクロオキシゲナーゼの働きで産生されるため、この酵素を阻害する非ステロイド性抗炎症薬が鎮痛と解熱をもたらします。

**CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)**は、感覚神経終末から軸索反射により放出される神経ペプチドで、極めて強力な血管拡張作用をもちます。局所の血流を増やしてフレアを形成しますが、ブラジキニンの発痛作用を増強する物質としては挙げられません。

エンケファリンは、内因性オピオイドの一つで、脊髄後角に多く含まれます。オピオイド受容体に結合して痛みの伝達を抑える物質であり、発痛を増強するものとは正反対の働きをします。

サブスタンスPは、感覚神経終末から放出される神経ペプチドで、肥満細胞の脱顆粒を促してヒスタミンを放出させ、血管透過性を亢進させます。痛みの伝達物質としても働きますが、ブラジキニンの作用を増強する代表的な物質としては、プロスタグランジンが挙げられます。

選択肢の確認

1.CGRP
誤り。強力な血管拡張作用をもつ神経ペプチドです。

2.エンケファリン
誤り。内因性オピオイドであり、痛みの伝達を抑えます。

3.サブスタンスP
誤り。肥満細胞の脱顆粒と血管透過性の亢進に関わります。

4.プロスタグランジン
正しい。侵害受容器の感受性を高め、発痛作用を増強します。

覚えるポイント

  • 発痛物質=ブラジキニン。侵害受容器を直接刺激する。
  • 発痛増強物質=プロスタグランジン、ヒスタミン、セロトニン。感受性を高める。
  • 非ステロイド性抗炎症薬=シクロオキシゲナーゼを阻害しプロスタグランジンの産生を抑える。
  • CGRPとサブスタンスP=軸索反射で放出。血管拡張と透過性亢進(神経原性炎症)。
24PM15824PM160
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