24PM160|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
虚弱体質を改善する灸の作用はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
灸の治療的作用の分類を問う問題です。
解説
灸の作用は次のように分類されます。
調整作用=生体の機能を整える。亢進していれば抑え(鎮静作用)、低下していれば高める(興奮作用)。
誘導作用=血流の分布を変える。患部誘導法と健部誘導法がある。
防衛作用=白血球を増やし免疫の働きを高めて、生体の抵抗力を増す。
転調作用=体質そのものを改善し、自律神経の失調やアレルギー体質を変える作用です。虚弱体質の改善、アレルギー疾患の体質改善、自律神経の不安定な状態の是正がこれにあたります。したがって「虚弱体質を改善する」作用は転調作用であり、これが正答です。継続的な施灸によって、徐々に体質が変わっていくという考え方に基づきます。
増血作用=反復施灸により赤血球と血色素が増加する。
止血作用=血小板を増やし、止血の働きを高める。
反射作用=体性-内臓反射などを介して内臓の機能に影響する。
これを踏まえ、他の選択肢を確認します。
防衛作用は、白血球の増多を中心とした免疫の賦活であり、感染に対する抵抗力を高めるものです。体質そのものの改善とは区別されます。
免疫作用は、灸の作用の分類として一般に用いられる名称ではありません。免疫に関わるものは防衛作用として整理されます。
調整作用は、機能の亢進と低下を整えるもので、痛みや痙攣を鎮める鎮静作用と、麻痺や機能低下を高める興奮作用に分けられます。虚弱体質という体質そのものの改善を指すものではありません。
選択肢の確認
1.防衛作用
誤り。白血球を増やし免疫の働きを高める作用です。
2.免疫作用
誤り。灸の作用の分類として用いられる名称ではありません。
3.調整作用
誤り。機能の亢進と低下を整える作用です。
4.転調作用
正しい。体質そのものを改善する作用です。
覚えるポイント
- 転調作用=体質の改善。虚弱体質、アレルギー体質、自律神経失調の是正。
- 調整作用=機能を整える(鎮静作用と興奮作用)。
- 防衛作用=白血球の増多と免疫の賦活。誘導作用=血流の分布を変える。
- 増血作用=反復施灸による赤血球と血色素の増加。止血作用=血小板の増加。