24PM87第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

変形性股関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

変形性股関節症に対する運動療法の選択を問う問題です。

解説

変形性股関節症では、関節軟骨のすり減りが進むほど痛みが強まるため、股関節への荷重を減らしながら、筋力と可動域を保つ運動が望まれます。

水中歩行は、水の浮力によって体重の負荷が大きく軽減されるため、股関節への荷重を抑えながら歩行運動を行えます。加えて、水の抵抗が適度な筋力トレーニングとなり、水温による温熱効果で痛みと筋の緊張も和らぎます。したがって最も適切であり、これが正答です。

階段昇降は、股関節に体重の数倍の力がかかる動作であり、特に降りる際の負担が大きくなります。変形性股関節症の運動療法としては適していません。日常生活でも、可能であればエレベーターやエスカレーターの利用を勧めます。

ジョギングは、着地のたびに股関節へ強い衝撃と荷重が加わるため、関節の変性を進める危険があります。適していません。

トランポリンも、跳躍と着地の繰り返しによって股関節に大きな衝撃がかかるため、適していません。

変形性股関節症の管理としては、運動療法に加えて、体重の管理(減量は関節への負担を直接減らします)、杖の使用(健側の手に持つことで患側の負担を減らせます)、和式から洋式への生活の変更(深くしゃがむ、正座するといった動作を避ける)、重い物を持たない、といった指導が重要です。

筋力訓練としては、中殿筋の強化が特に重要です。中殿筋が弱いと片脚立ちで骨盤が傾き(トレンデレンブルグ徴候)、跛行の原因となるためです。

選択肢の確認

1.階段昇降
誤り。股関節に体重の数倍の力がかかります。

2.水中歩行
正しい。浮力で荷重が減り、抵抗で筋力も保てます。

3.ジョギング
誤り。着地のたびに強い衝撃と荷重が加わります。

4.トランポリン
誤り。跳躍と着地により大きな衝撃がかかります。

覚えるポイント

  • 変形性股関節症の運動=水中歩行が最適。浮力、抵抗、温熱の三つの利点。
  • 指導=体重管理杖は健側の手に持つ、深くしゃがむ動作を避ける、重い物を持たない。
  • 筋力訓練は中殿筋を重視。弱いとトレンデレンブルグ歩行となる。
  • 日本では臼蓋形成不全を背景とする二次性が多く、女性に多い。
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