24PM95第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

腎陽虚証の症状はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

腎陽虚証の症状を問う問題です。

解説

腎陽虚は、腎の陽気(命門の火)が不足した状態で、温める力と気化する力が低下します。

腎は水を主る臓であり、水液の代謝を統括します。腎陽が不足すると、水液を気化して尿として排泄する働きが低下し、水が体内に停滞して浮腫が生じます。特に下半身と下肢に強く現れ、押すとへこんだまま戻りにくいのが特徴です。したがって浮腫が正答です。

腎陽虚ではほかに、寒がりと四肢の冷え(特に腰と下肢)、腰膝のだるさと冷え、夜間頻尿と尿量の増加、あるいは尿の出にくさ、五更泄瀉(明け方の下痢)陽萎、不妊、顔色が白い、舌質は淡胖で歯痕脈は沈遅または沈弱といった症状がみられます。治療では温補腎陽を図り、腎兪、命門、関元、気海、太渓、復溜などを用い、灸法が有効です。

**煩熱(五心煩熱)**は、手足と胸の中がほてる症状で、陰虚を示します。腎陽虚とは正反対の所見です。

不眠は、心血虚、心腎不交、肝火上炎、痰熱擾心など、熱や血の不足に関わる病証でみられます。腎陽虚では、むしろ嗜眠(眠りがちで起きたがらない)の傾向が現れます。

口渇は、津液の不足(陰虚)や熱証でみられる症状です。腎陽虚では、水が停滞しているため口渇は乏しく、あっても温かい飲み物を少量欲しがる程度です。

腎陰虚との対比を押さえておくことが重要です。腎陰虚では、五心煩熱、盗汗、口の乾燥、めまい、耳鳴り、舌紅少苔、脈細数がみられます。

選択肢の確認

1.煩熱
誤り。陰虚を示す症状です。

2.浮腫
正しい。気化作用の低下により水液が停滞して生じます。

3.不眠
誤り。熱や血の不足に関わる病証でみられます。

4.口渇
誤り。陰虚や熱証でみられる症状です。

覚えるポイント

  • 腎陽虚寒がりと冷え、腰膝のだるさ、浮腫、夜間頻尿、五更泄瀉、陽萎、淡胖舌、沈遅脈。
  • 腎は水を主る。陽虚では気化が低下し浮腫を生じる。
  • 腎陰虚=五心煩熱、盗汗、口の乾燥、めまい、耳鳴り、紅舌少苔、細数脈
  • 治療=温補腎陽(腎兪、命門、関元、気海、太渓)。灸法が有効。
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