24PM97第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

次の文で示す経脈の病証はどれか。「48歳の女性。発汗、喉の腫れがあり、耳が聞こえにくく、耳鳴りが続く。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

経脈病証から該当する経脈を判断する問題です。

発汗、喉の腫れ、難聴、耳鳴りという症状に注目します。

解説

問題文の症状を分解します。

耳が聞こえにくく、耳鳴りが続くという耳の症状は、手の少陽三焦経の病証として明確に挙げられます。三焦経は、薬指端(関衝)から起こって上肢の後面を上行し、肩から頸部の側面を経て、耳の後ろを回って耳中に入り、耳の前へ出て、最後は眉毛の外端(糸竹空)に終わります。この流注により、耳の症状に深く関わります。

**喉の腫れ(咽喉の腫痛)**も三焦経の病証に含まれます。

**発汗(汗出づ)**も、三焦経の病証の冒頭に記される特徴的な症状です。

したがって、これらすべてが手の少陽三焦経の病証に合致し、これが正答です。三焦経の病証は、「汗出で、目鋭眥(外眼角)痛み、頬痛み、耳の後、肩、臑、肘、臂の外側みな痛み、小指と薬指が使えない」と記されます。

足の陽明胃経の病証は、高熱、発汗、鼻出血、口のゆがみ、咽喉の腫れ、腹満、そして胸部から下肢前外側の痛みです。咽喉の腫れは共通しますが、耳鳴りと難聴は含まれません。

手の太陽小腸経の病証は、咽喉の痛み、あごの下の腫れ、振り返れない、難聴、肩と上腕の痛みです。難聴は共通しますが、この症例の発汗と、耳鳴りが続くという点をあわせると、三焦経のほうがより合致します。

足の少陰腎経の病証は、飢えても食べたくない、顔色が黒い、咳と血痰、動悸、不安、腰と下肢内側後方の痛みと冷え、そして足底の熱感です。耳鳴りは腎虚でも生じますが、経脈の病証としては上の症状群が中心です。

選択肢の確認

1.足の陽明経
誤り。高熱、鼻出血、腹満、下肢前外側の症状が中心です。

2.手の太陽経
誤り。難聴は共通しますが、肩と上腕の痛みが中心です。

3.足の少陰経
誤り。顔色が黒い、腰と下肢内側の症状が中心です。

4.手の少陽経
正しい。発汗、咽喉の腫れ、難聴、耳鳴りに合致します。

覚えるポイント

  • 手の少陽三焦経=薬指端から上肢後面を上行、肩と頸部の側面を経て、耳の周囲から糸竹空へ。
  • 病証=汗出、耳鳴り、難聴、咽喉の腫痛、外眼角と頬の痛み、上肢後面の痛み。
  • 耳の周囲の経穴=耳門(三焦経)、聴宮(小腸経)、聴会(胆経)、翳風(三焦経)
  • 耳の症状には、三焦経、胆経、小腸経の経穴と、腎の要穴を組み合わせて用いる。
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