24PM98|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
陰虚にみられる舌苔はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
陰虚でみられる舌苔の状態を問う問題です。
解説
陰虚は、身体を潤し冷やす陰液が不足した状態です。潤す力が足りないため、舌の表面も乾き、舌苔をつくる基となる津液が不足します。
その結果、舌苔は少苔(苔が薄く少ない)または無苔(苔がなく舌面が鏡のようにつるつるになる、鏡面舌)となります。したがって少苔が正答です。あわせて、舌質は紅く、乾燥し、しばしば裂紋がみられます。陰虚の全身症状としては、五心煩熱、盗汗、午後の微熱、口や咽の乾燥、めまい、耳鳴り、脈細数があります。
厚苔は、苔が厚く舌質が透けて見えない状態で、邪気が盛んで裏に入っていることを示します。食滞、痰湿、実熱でみられ、病邪の勢いが強いことを表します。陰虚とは逆の所見です。
潤苔は、適度な湿り気のある苔で、津液が保たれていることを示します。正常な舌苔も適度な潤いをもちます。陰虚では乾燥するため、潤苔とはなりません。なお、水分が過剰で舌がびしょびしょに濡れている状態は滑苔といい、寒湿や陽虚を示します。
膩苔は、細かい粒がべったりと張りついたような苔で、痰湿、食滞、湿熱を示します。白膩苔なら寒湿、黄膩苔なら湿熱と判断します。陰虚とは異なる病態です。
舌診では、舌質(色、形、動き)で正気と臓腑の状態を、舌苔(色、厚さ、湿り気、性状)で邪の性質と深さを判断するのが原則です。
選択肢の確認
1.厚苔
誤り。邪気が盛んで裏に入っていることを示します。
2.潤苔
誤り。津液が保たれていることを示します。
3.膩苔
誤り。痰湿、食滞、湿熱を示します。
4.少苔
正しい。津液の不足により苔が少なくなります。
覚えるポイント
- 陰虚=紅舌+少苔または無苔(鏡面舌)、乾燥、裂紋。細数脈。
- 厚苔=邪気が盛ん(食滞、痰湿、実熱)。膩苔=痰湿、湿熱。滑苔=寒湿、陽虚。
- 舌質で正気と臓腑、舌苔で邪の性質と深さをみる。
- 陰虚の全身症状=五心煩熱、盗汗、午後の微熱、口と咽の乾燥。