25AM1|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
急性期病院からの退院支援において、患者および家族と相談する際に同席すべき院内の職種として最もふさわしいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
退院支援に関わる職種の役割を問う問題です。
解説
医療ソーシャルワーカー(MSW)は、社会福祉の専門職として、患者と家族が抱える経済的、社会的、心理的な問題の相談に応じ、その解決を支援する職種です。
退院支援の場面では、退院後の療養先の検討(自宅、施設、転院)、介護保険の申請と利用、身体障害者手帳などの制度の活用、医療費や生活費の問題、家族の介護力の評価、地域のサービス事業者との連絡調整といった役割を担います。これらはまさに、患者と家族が退院にあたって直面する中心的な課題であるため、相談の場に同席すべき職種として最もふさわしく、これが正答です。
保健師は、地域における保健指導と健康相談、家庭訪問を担う職種です。市町村や保健所に所属して地域住民の健康を支えますが、院内の職種として退院支援の相談に同席する立場としては、医療ソーシャルワーカーが中心となります(退院後に地域で関わることはあります)。
臨床心理士は、心理的な問題の評価と支援を行う職種です。患者や家族の心理的な負担が大きい場合には重要な役割を果たしますが、退院に伴う制度の利用や療養先の調整といった課題への対応は業務の中心ではありません。
管理栄養士は、栄養の評価と食事指導、栄養管理を担う職種です。退院後の食事について指導する場面はありますが、退院支援全般の相談を担う職種ではありません。
なお、近年は**退院支援看護師(入退院支援部門)**が配置され、医療ソーシャルワーカーと連携して早期から退院に向けた調整を行う体制が整えられています。
選択肢の確認
1.保健師
誤り。地域における保健指導と健康相談を担う職種です。
2.臨床心理士
誤り。心理的な評価と支援を担う職種です。
3.管理栄養士
誤り。栄養の評価と食事指導を担う職種です。
4.医療ソーシャルワーカー
正しい。経済的、社会的な問題の相談と退院後の調整を担います。
覚えるポイント
- 医療ソーシャルワーカー=経済的・社会的問題の相談、退院後の療養先の調整、制度の活用支援。
- 退院支援=**入退院支援部門(退院支援看護師とMSW)**が早期から関わる体制。
- 保健師=地域の保健指導と家庭訪問。介護支援専門員=ケアプランの作成。
- 多職種連携=医師、看護師、リハビリ職、薬剤師、管理栄養士、MSW、ケアマネジャー。