25AM18|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)
単関節筋はどれか
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
単関節筋と二関節筋を区別する問題です。
解説
単関節筋は、一つの関節のみをまたぐ筋、二関節筋は二つの関節をまたぐ筋です。二関節筋は、一方の関節の肢位によってもう一方の関節での力の出方が変わる(受動的不全)という特徴をもちます。
大内転筋は、恥骨下枝と坐骨枝、坐骨結節から起こり、大腿骨の粗線と内転筋結節に停止します。すなわち股関節のみをまたぐ単関節筋です。したがってこれが正答です。作用は股関節の内転で、閉鎖神経(および一部は脛骨神経)に支配されます。
薄筋は、恥骨下枝から起こり、脛骨粗面の内側(鵞足)に停止します。すなわち股関節と膝関節の二つをまたぐ二関節筋です。内転筋群の中で唯一の二関節筋である点が特徴です。
縫工筋は、上前腸骨棘から起こり、脛骨粗面の内側(鵞足)に停止します。こちらも股関節と膝関節をまたぐ二関節筋で、人体で最も長い筋です。作用は股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節の屈曲で、あぐらをかく動作に働きます。大腿神経に支配されます。
大腿直筋は、下前腸骨棘から起こり、大腿四頭筋の一部として膝蓋骨を経て脛骨粗面に停止します。股関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。大腿四頭筋のうち、二関節筋なのは大腿直筋のみで、内側広筋、外側広筋、中間広筋は大腿骨から起こる単関節筋です。
主な二関節筋としては、上肢では上腕二頭筋と上腕三頭筋長頭、下肢では大腿直筋、縫工筋、薄筋、ハムストリング(大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋)、腓腹筋が挙げられます。
選択肢の確認
1.薄筋
誤り。恥骨下枝から脛骨へ向かう二関節筋です。
2.縫工筋
誤り。上前腸骨棘から脛骨へ向かう二関節筋です。
3.大内転筋
正しい。恥骨下枝などから大腿骨へ向かう単関節筋です。
4.大腿直筋
誤り。下前腸骨棘から脛骨粗面へ向かう二関節筋です。
覚えるポイント
- 単関節筋=一つの関節のみをまたぐ。大内転筋、広筋群、大殿筋、ヒラメ筋。
- 二関節筋=大腿直筋、縫工筋、薄筋、ハムストリング、腓腹筋、上腕二頭筋。
- 鵞足=縫工筋、薄筋、半腱様筋。いずれも脛骨粗面の内側へ。
- 内転筋群のうち薄筋のみが二関節筋。