25AM22第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

膀胱について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

膀胱の構造と神経支配を問う問題です。

解説

骨盤内臓神経(骨盤神経)は、仙髄(S2からS4)から出る副交感神経で、膀胱に分布します。この神経が興奮すると、膀胱の排尿筋(膀胱平滑筋)が収縮し、あわせて内尿道括約筋が弛緩して排尿が起こります。したがってこの記述が正しく、正答です。

膀胱の神経支配を整理します。副交感神経(骨盤内臓神経、S2からS4)=排尿筋の収縮と内尿道括約筋の弛緩で排尿を促す交感神経(下腹神経、T11からL2)=排尿筋の弛緩と内尿道括約筋の収縮で蓄尿を促す体性神経(陰部神経、S2からS4)外尿道括約筋を随意的に支配し、排尿を我慢することを可能にします。排尿反射の中枢は仙髄にあり、これを橋の排尿中枢が調節し、さらに大脳皮質が随意的に制御しています。

坐骨の後方にあるという記述は誤りです。膀胱は骨盤腔の前方、恥骨結合の後方に位置します。尿がたまると上方へ膨らみ、恥骨結合を越えて下腹部で触知できるようになります。

全体が腹膜で覆われるという記述も誤りです。膀胱は、上面(膀胱尖から上壁)のみが腹膜に覆われ、その他の部分は覆われていません。したがって腹膜後臓器(あるいは腹膜下臓器)として扱われます。この構造のため、恥骨上から腹膜を破らずに穿刺することが可能です。

膀胱頂に尿管が開口するという記述も誤りです。左右の尿管は膀胱底(後下部)に開口し、その二つの開口部と内尿道口を結んだ三角形の領域を膀胱三角といいます。**膀胱頂(膀胱尖)**は膀胱の前上端で、正中臍索(胎生期の尿膜管の遺残)が付着する部位です。

選択肢の確認

1.坐骨の後方にある。
誤り。恥骨結合の後方に位置します。

2.全体が腹膜で覆われる。
誤り。上面のみが腹膜に覆われます。

3.膀胱頂に尿管が開口する。
誤り。尿管は膀胱底に開口し、膀胱三角を形成します。

4.骨盤内臓神経が分布する。
正しい。仙髄から出る副交感神経で、排尿を促します。

覚えるポイント

  • 骨盤内臓神経(S2からS4、副交感)=排尿を促す(排尿筋の収縮)。
  • 下腹神経(T11からL2、交感)=蓄尿陰部神経(体性)=外尿道括約筋(随意的な制御)。
  • 排尿反射の中枢=仙髄橋の排尿中枢が調節し、大脳皮質が随意的に制御。
  • 膀胱は恥骨結合の後方上面のみ腹膜に覆われる。膀胱三角=左右の尿管口と内尿道口。
25AM2125AM23
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