25AM23|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
男性生殖器とその位置の組合せで正しいのはどれか
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
男性生殖器の位置関係を問う問題です。
解説
**精巣上体(副睾丸)**は、精巣の後上方に接する細長い構造で、陰嚢の中に精巣とともに収まっています。したがってこの組合せが正しく、正答です。精巣でつくられた精子は、精巣上体で成熟して運動能を獲得し、貯蔵されます。精巣上体は、上から頭、体、尾に分けられ、尾部から精管へと続きます。
なお、陰嚢の中に精巣が収まっているのは、精子の形成に体温より2から3度低い温度が必要であるためです。精巣が陰嚢へ下降せず腹腔内や鼠径管にとどまるものが停留精巣で、放置すると造精機能の障害と精巣腫瘍の危険が高まります。
精管-大腿輪の組合せは誤りです。精管は、精巣上体の尾部から始まり、精索の一部として鼠径管を通って骨盤腔へ入り、膀胱の後方で精嚢の導管と合流して射精管となります。大腿輪は、鼠径靱帯の下の血管裂孔の内側にある部分で、大腿ヘルニアが脱出する部位です。精管が通るのは鼠径管であり、大腿輪ではありません。
尿道球腺-骨盤隔膜の組合せも誤りです。**尿道球腺(カウパー腺)**は、**尿生殖隔膜(深会陰横筋の部)**の中にあり、その導管が尿道海綿体部に開口します。粘液を分泌して尿道を潤し、精子の通り道を中和します。骨盤隔膜は肛門挙筋と尾骨筋からなる骨盤底の構造であり、尿道球腺が位置する部位ではありません。
射精管-尿道球の組合せも誤りです。射精管は、精管と精嚢の導管が合流したもので、前立腺の中を貫いて尿道の前立腺部に開口します。尿道球は、陰茎の尿道海綿体の後端の膨大部であり、射精管の位置ではありません。
選択肢の確認
1.精巣上体-陰嚢
正しい。精巣の後上方に接し、陰嚢の中に収まっています。
2.精管-大腿輪
誤り。精管は鼠径管を通ります。
3.尿道球腺-骨盤隔膜
誤り。尿道球腺は尿生殖隔膜の中にあります。
4.射精管-尿道球
誤り。射精管は前立腺を貫いて尿道前立腺部に開口します。
覚えるポイント
- 精巣と精巣上体=陰嚢の中。体温より低い温度が精子形成に必要。停留精巣に注意。
- 精子の経路=精巣→精巣上体→精管(鼠径管)→射精管(前立腺を貫く)→尿道。
- 精嚢と前立腺が精液の主成分を分泌。尿道球腺は尿生殖隔膜の中。
- 鼠径管を通るのは、男性は精索、女性は子宮円索。