25AM27第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

細胞外液について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

体液の区分と組成を問う問題です。

解説

体液は、細胞内液(体重のおよそ40パーセント)と細胞外液(およそ20パーセント)に分けられ、細胞外液はさらに間質液(およそ15パーセント)と血漿(およそ5パーセント)に分けられます。体液全体は体重のおよそ60パーセントです。

細胞外液で最も多い陽イオンはナトリウムイオンであり、これが正答です。細胞外液の陰イオンでは塩化物イオン重炭酸イオンが多くを占めます。これに対し、細胞内液で最も多い陽イオンはカリウムイオンで、陰イオンではリン酸イオンと蛋白質が多くなります。この内外のイオン組成の差は、ナトリウムポンプによって能動的に維持されており、静止膜電位の基礎となっています。

体重の60パーセントを占めるという記述は誤りです。60パーセントを占めるのは体液全体であり、細胞外液はおよそ20パーセントです。なお、体液の割合は年齢と体組成によって異なり、新生児では高く(およそ75パーセント)、高齢者と肥満者では低くなります。高齢者で脱水を起こしやすい理由の一つがこれです。

細胞内液よりも浸透圧が高いという記述も誤りです。細胞内液と細胞外液の浸透圧は等しく保たれています(およそ290ミリオスモル毎キログラム)。もし差が生じれば水が移動して細胞が膨張または収縮するため、浸透圧の一致は細胞の形と機能を保つうえで不可欠です。

間質液と血漿の蛋白質濃度は等しいという記述も誤りです。血漿には蛋白質(主にアルブミン)が多く含まれるのに対し、間質液の蛋白質はごくわずかです。毛細血管の壁が蛋白質をほとんど通さないためで、この差が血漿膠質浸透圧を生み、水を血管内に保つ力となっています。アルブミンが減ると膠質浸透圧が下がり、浮腫が生じます。

選択肢の確認

1.体重の60%を占める。
誤り。60パーセントは体液全体であり、細胞外液は約20パーセントです。

2.最も多く含まれる陽イオンはナトリウムイオンである。
正しい。細胞内液ではカリウムイオンが最多です。

3.細胞内液よりも浸透圧が高い。
誤り。細胞内液と細胞外液の浸透圧は等しく保たれます。

4.間質液と血漿の蛋白質濃度は等しい。
誤り。血漿には蛋白質が多く、間質液にはごくわずかです。

覚えるポイント

  • 体液=体重の60パーセント細胞内液40、細胞外液20(間質液15+血漿5)
  • 細胞外液の陽イオン=ナトリウム細胞内液の陽イオン=カリウム
  • 内外の浸透圧は等しい(およそ290ミリオスモル毎キログラム)。
  • 血漿に蛋白質が多いことが血漿膠質浸透圧を生む。低下すると浮腫
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