25AM29|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)
呼息時に起こるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
呼息(呼気)時に起こる変化を問う問題です。
解説
安静時の呼息は、吸息時に働いた筋が弛緩し、肺と胸郭の弾性によって受動的に元に戻る過程です。
このとき、横隔膜が挙上してドーム状に戻り、肋骨が下降して胸郭が狭まります。その結果、胸腔の容積が減少し、胸腔内圧が上昇します(依然として大気圧よりは陰圧ですが、吸息時より高くなります)。この圧の上昇によって肺が押し縮められ、空気が外へ出ていきます。したがって「胸腔内圧が上昇する」が正しく、正答です。
肋骨が挙上するという記述は誤りです。肋骨が挙上して胸郭が広がるのは吸息時です。呼息時には肋骨は下降します。
外肋間筋が収縮するという記述も誤りです。外肋間筋は、横隔膜とともに吸息に働く筋です。呼息時には弛緩します。なお、努力して息を吐く強制呼気では、内肋間筋と腹筋群が能動的に収縮します。
横隔膜が水平になるという記述も誤りです。横隔膜が収縮して平坦になり下降するのは吸息時です。呼息時には弛緩して再びドーム状に挙上します。横隔膜は安静時の換気量のおよそ7割を担う主要な吸息筋で、**横隔神経(C3からC5)**に支配されます。
胸腔内圧は、呼吸のあいだ常に陰圧に保たれています。これは、肺が縮もうとする力と胸郭が広がろうとする力が釣り合っているためで、この陰圧があるからこそ肺が広がった状態を保てます。胸腔に空気が入って陰圧が失われた状態が気胸であり、肺が虚脱します。
選択肢の確認
1.肋骨が挙上する。
誤り。挙上するのは吸息時です。
2.外肋間筋が収縮する。
誤り。外肋間筋は吸息に働きます。
3.横隔膜が水平になる。
誤り。平坦になり下降するのは吸息時です。
4.胸腔内圧が上昇する。
正しい。胸郭が狭まって圧が上がり、空気が押し出されます。
覚えるポイント
- 吸息=横隔膜と外肋間筋の収縮→胸郭が広がる→胸腔内圧が低下→空気が入る。
- 安静呼息=筋の弛緩と弾性による受動的な収縮→胸腔内圧が上昇→空気が出る。
- 強制呼気=内肋間筋と腹筋群が収縮する。
- 胸腔内圧は常に陰圧。失われると気胸となり肺が虚脱する。