25AM35第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

反射について正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

反射の中枢、求心路、遠心路、シナプス数を問う問題です。

解説

腹壁反射は、腹壁の皮膚をこすると同側の腹筋が収縮する表在反射です。その中枢は脊髄(T7からT12)にあります。したがってこの記述が正しく、正答です。錐体路が障害されると消失するため、脊髄症や脳血管障害の評価に用いられます(深部反射が亢進するのに対し、表在反射は消失するという対比が重要です)。

咬筋反射の遠心路は脊髄神経であるという記述は誤りです。**咬筋反射(下顎反射)**は、軽く口を開けた状態でオトガイ部を叩打すると咬筋が収縮する深部反射で、**求心路も遠心路もともに三叉神経(脳神経)**です。中枢は橋にあります。脊髄神経ではありません。

屈曲反射の求心路はIa群線維であるという記述も誤りです。屈曲反射(逃避反射)は、皮膚に侵害刺激が加わったときにその肢の屈筋が収縮して刺激から逃れる反射で、求心路はIII群(Aδ)とIV群(C)という侵害受容線維です。Ia群線維筋紡錘からの情報を伝える線維で、**伸張反射(腱反射)**の求心路にあたります。

アキレス腱反射は多シナプス反射であるという記述も誤りです。腱反射(伸張反射)は、筋紡錘からのIa線維が脊髄前角のα運動ニューロンに直接シナプスする単シナプス反射です。介在ニューロンを介さないため、伝導が速く再現性が高いという特徴があります。これに対し、屈曲反射は複数の介在ニューロンを介する多シナプス反射です。

選択肢の確認

1.腹壁反射の中枢は脊髄である。
正しい。T7からT12の脊髄が中枢で、錐体路障害で消失します。

2.咬筋反射の遠心路は脊髄神経である。
誤り。求心路も遠心路も三叉神経です。

3.屈曲反射の求心路はⅠA群線維である。
誤り。III群とIV群の侵害受容線維です。

4.アキレス腱反射は多シナプス反射である。
誤り。単シナプス反射です。

覚えるポイント

  • 腱反射(伸張反射)=単シナプス反射。Ia線維→α運動ニューロン。錐体路障害で亢進
  • 表在反射(腹壁反射、角膜反射、足底反射)=多シナプス反射。錐体路障害で消失
  • 屈曲反射=侵害刺激、多シナプス反射、反対側で交叉性伸展反射。
  • 下顎(咬筋)反射=求心路も遠心路も三叉神経、中枢は橋。
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