25AM38第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

疾患の分類と疾患名の組合せで正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

疾患の分類の考え方を問う問題です。

解説

ポリオ(急性灰白髄炎)は、ポリオウイルスが脊髄の前角細胞を侵して弛緩性麻痺を起こす感染症で、小児に好発することから「小児麻痺」とも呼ばれてきました。したがって「小児疾患-ポリオ」が正しく、正答です。日本では予防接種の普及により、1980年を最後に野生株による患者は発生していません。

遺伝性疾患-先天性梅毒の組合せは誤りです。先天性梅毒は、妊娠中の母親が梅毒に感染し、胎盤を通じて胎児に感染することで生じるものです。すなわち胎内感染(垂直感染)によるものであり、遺伝子や染色体を介して受け継がれる遺伝性疾患ではありません。「先天性」と「遺伝性」は同じではない、という点が要点です。先天性の異常には、遺伝によるもののほか、感染(風疹、梅毒、トキソプラズマ)薬剤(サリドマイド)、放射線、栄養、環境によるものがあります。

局所性疾患-敗血症の組合せも誤りです。敗血症は、感染に対する生体の反応が制御を失い、全身の臓器障害をきたす病態です。すなわち全身性疾患の代表であり、局所性ではありません。発熱または低体温、頻脈、頻呼吸、意識障害、血圧低下を伴い、致命率が高い緊急の病態です。

急性疾患-肺結核の組合せも誤りです。肺結核は、経過が数か月から数年に及ぶ慢性疾患です。2週間以上続く咳、微熱、盗汗、体重減少といった症状が緩やかに進行します。急性の経過をとるものではありません。

疾患の分類には、原因による分類(先天性と後天性、遺伝性と非遺伝性)、広がりによる分類(局所性と全身性)、経過による分類(急性と慢性)、好発年齢による分類(小児疾患、成人病、老年病)などがあります。

選択肢の確認

1.遺伝性疾患-先天性梅毒
誤り。胎内感染によるものであり、遺伝性ではありません。

2.局所性疾患-敗血症
誤り。敗血症は全身性疾患の代表です。

3.急性疾患-肺結核
誤り。肺結核は慢性の経過をとります。

4.小児疾患-ポリオ
正しい。小児に好発し、小児麻痺とも呼ばれます。

覚えるポイント

  • 「先天性」と「遺伝性」は同じではない。先天性梅毒と先天性風疹症候群は胎内感染による。
  • 敗血症=全身性。感染に対する反応の破綻による臓器障害。緊急性が高い。
  • 肺結核=慢性。2週間以上の咳、微熱、盗汗、体重減少。
  • ポリオ=前角細胞の障害、非対称性の弛緩性麻痺、感覚障害なし。予防接種で激減。
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