25AM39|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
病原体が最も大きいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
病原体の大きさを比べる問題です。
解説
病原体を大きい順に並べると、寄生虫(蠕虫)>原虫>真菌>細菌>リケッチアとクラミジア>ウイルス>プリオンとなります。
アニサキス症の病原体であるアニサキスは、線虫類(寄生虫)の幼虫で、長さがおよそ2から3センチメートルあり、肉眼で確認できる大きさです。したがって選択肢の中で最も大きく、これが正答です。サバ、アジ、イカ、サンマなどの生食によって、幼虫が胃や腸の壁に侵入し、激しい腹痛、悪心、嘔吐を起こします。多くは食後数時間から十数時間で発症し、内視鏡による虫体の摘出によって症状が速やかに改善します。予防には、十分な加熱(70度以上)またはマイナス20度で24時間以上の冷凍が有効です(酢や塩、わさびでは死滅しません)。
梅毒の病原体は梅毒トレポネーマで、らせん状の形をした**細菌(スピロヘータ)**です。大きさは長さ数から十数マイクロメートル程度で、アニサキスよりはるかに小さくなります。
エボラ出血熱の病原体はエボラウイルスで、ウイルスは数十から数百ナノメートルという最も小さな部類の病原体です。細菌よりはるかに小さく、光学顕微鏡では見えません。
クリプトコッカス症の病原体はクリプトコッカスで、**真菌(酵母様真菌)**です。大きさは数マイクロメートルから十数マイクロメートル程度で、細菌より大きいものの、寄生虫にははるかに及びません。鳩の糞に含まれ、吸入によって肺と中枢神経に感染し、免疫が低下した人で問題となります。
選択肢の確認
1.梅毒
誤り。梅毒トレポネーマは細菌(スピロヘータ)です。
2.エボラ出血熱
誤り。エボラウイルスであり、最も小さな部類です。
3.アニサキス症
正しい。線虫類の寄生虫で、肉眼で確認できる大きさです。
4.クリプトコッカス症
誤り。真菌であり、寄生虫より小さくなります。
覚えるポイント
- 病原体の大きさ=寄生虫>原虫>真菌>細菌>リケッチア・クラミジア>ウイルス>プリオン。
- アニサキス=サバやイカの生食、激しい腹痛、内視鏡で摘出。冷凍または加熱で予防。
- 梅毒トレポネーマ=スピロヘータ(細菌)。性行為と母子感染。
- クリプトコッカス=真菌。鳩の糞、免疫低下者で肺と中枢神経に感染。