25AM44|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)
上皮性腫瘍はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
腫瘍の分類を、由来する組織で区別する問題です。
解説
腫瘍は、由来する組織によって上皮性と非上皮性に分けられ、さらに良性と悪性に分けられます。
上皮性腫瘍=良性は乳頭腫と腺腫、悪性は癌(癌腫)。
非上皮性腫瘍=良性は線維腫、脂肪腫、平滑筋腫、血管腫、骨腫など、悪性は肉腫(線維肉腫、脂肪肉腫、骨肉腫など)。
乳頭腫は、皮膚や粘膜の扁平上皮または移行上皮から生じる良性の上皮性腫瘍です。表面が乳頭状に突出する形をとり、皮膚、口腔、喉頭、膀胱などに発生します。したがってこれが正答です。
線維腫は、線維芽細胞と膠原線維から生じる非上皮性(間葉系)の良性腫瘍です。上皮性ではありません。
膠芽腫(膠芽細胞腫)は、中枢神経系の神経膠細胞(グリア細胞)から生じる悪性腫瘍で、非上皮性に分類されます。脳腫瘍の中で最も悪性度が高いものの一つで、予後は極めて不良です。
白血病は、造血器(骨髄)の細胞が腫瘍性に増殖する悪性腫瘍で、非上皮性に分類されます。白血球が異常に増殖して正常な造血が妨げられ、貧血、出血傾向、易感染性をきたします。
なお、良性腫瘍と悪性腫瘍の違いも整理しておきます。良性=発育が緩やか、膨張性発育、被膜がある、境界が明瞭、転移しない、細胞の異型性が乏しい、生命への影響が少ない。悪性=発育が速い、浸潤性発育、被膜がなく境界が不明瞭、転移する、異型性が強い、悪液質をきたす。
選択肢の確認
1.乳頭腫
正しい。扁平上皮や移行上皮から生じる良性の上皮性腫瘍です。
2.線維腫
誤り。非上皮性(間葉系)の良性腫瘍です。
3.膠芽腫
誤り。神経膠細胞から生じる非上皮性の悪性腫瘍です。
4.白血病
誤り。造血器の悪性腫瘍であり、非上皮性です。
覚えるポイント
- 上皮性=良性は乳頭腫と腺腫、悪性は癌(癌腫)。
- 非上皮性=良性は線維腫、脂肪腫、平滑筋腫、血管腫、悪性は肉腫、白血病、悪性リンパ腫。
- 良性=膨張性発育、被膜あり、境界明瞭、転移しない。
- 悪性=浸潤性発育、境界不明瞭、転移する、異型性が強い、悪液質。