25AM47|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
下肢の徒手検査法はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
徒手検査の対象部位を区別する問題です。
解説
アプレイテスト(アプレー圧迫・牽引テスト)は、腹臥位で膝を90度屈曲させ、足を上から圧迫しながら回旋させる(圧迫テスト)と、牽引しながら回旋させる(牽引テスト)の二つを組み合わせる検査です。
圧迫して回旋したときに痛みが強まれば半月板の損傷、牽引して回旋したときに痛みが強まれば靱帯の損傷を示唆します。したがって膝関節、すなわち下肢の徒手検査であり、これが正答です。半月板の検査としては、ほかにマクマレーテストがあります。
アイヒホッフテストは、母指を中に入れて握りこぶしをつくらせ、手関節を尺屈させて橈骨茎状突起部の痛みをみる検査で、**ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)**を示します。上肢の検査です。
トムゼンテストは、手関節を背屈させた状態で抵抗を加え、上腕骨外側上顆に痛みが生じるかをみる検査で、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)を示します。こちらも上肢の検査です。
ライトテストは、上肢を外転外旋位に保ち、橈骨動脈の拍動の減弱や症状の誘発をみる検査で、**胸郭出口症候群(過外転症候群)**を示します。上肢の検査です。
下肢の徒手検査としては、アプレイテストのほかに、SLRテストとブラガードテスト(坐骨神経)、大腿神経伸展テスト、ボンネットテスト(梨状筋症候群)、パトリックテスト(股関節と仙腸関節)、トーマステスト(股関節の屈曲拘縮)、ラックマンテストと前方引き出しテスト(前十字靱帯)、マクマレーテスト(半月板)、トレンデレンブルグ徴候(中殿筋)、トンプソンテスト(アキレス腱)、アリス徴候(先天性股関節脱臼)があります。
選択肢の確認
1.アイヒホッフテスト
誤り。ドケルバン病をみる上肢の検査です。
2.トムゼンテスト
誤り。上腕骨外側上顆炎をみる上肢の検査です。
3.アプレイテスト
正しい。膝の半月板と靱帯の損傷をみる下肢の検査です。
4.ライトテスト
誤り。胸郭出口症候群をみる上肢の検査です。
覚えるポイント
- アプレイテスト=腹臥位で膝を屈曲。圧迫で痛み→半月板、牽引で痛み→靱帯。
- 半月板=マクマレーテストとアプレイ圧迫テスト。
- 上肢=アイヒホッフ(ドケルバン)、トムゼン(外側上顆炎)、ファレン(手根管)、ライト(胸郭出口)。
- 下肢=SLR、パトリック、トーマス、ラックマン、トンプソン、トレンデレンブルグ。