25AM49第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

多毛症がみられるのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

多毛症をきたす疾患を問う問題です。

解説

クッシング症候群は、コルチゾール(糖質コルチコイド)の過剰によって生じる疾患です。副腎皮質からは、コルチゾールとともに副腎性アンドロゲン(男性ホルモン)も分泌されるため、これが過剰になると多毛症が生じます。特に女性では、顔、体幹、四肢の毛が濃くなり、月経異常やにきびを伴うことがあります。したがってこれが正答です。

クッシング症候群のその他の特徴は、中心性肥満(体幹に脂肪がつき四肢は細い)、満月様顔貌野牛肩赤紫色の皮膚線条、皮膚の菲薄化と皮下出血、高血糖、高血圧、骨粗鬆症、筋力低下(近位筋)、精神症状です。原因としては、下垂体腺腫によるACTHの過剰(クッシング病)、副腎の腫瘍、異所性ACTH産生腫瘍、そして副腎皮質ステロイド薬の長期使用があります。

ターナー症候群は、性染色体が45,Xである女性の染色体異常です。低身長、翼状頸、外反肘、性腺の発育不全による原発性無月経が特徴で、多毛症ではありません。心血管系の奇形(大動脈縮窄)を伴うこともあります。

甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの不足により全身の代謝が低下します。寒がり、体重増加、便秘、徐脈、無気力、記憶力の低下、粘液水腫が特徴で、毛髪はむしろ脱毛して粗くなり、眉毛の外側3分の1が薄くなるという所見がみられます。多毛症とは逆です。

クラインフェルター症候群は、性染色体が47,XXYである男性の染色体異常です。精巣の発育不良による無精子症と不妊、高身長、細長い体型、女性化乳房、二次性徴の発現不良が特徴で、体毛はむしろ少なくなります。多毛症とは逆の所見です。

選択肢の確認

1.クッシング症候群
正しい。副腎性アンドロゲンの過剰により多毛症が生じます。

2.ターナー症候群
誤り。低身長、翼状頸、原発性無月経が特徴です。

3.甲状腺機能低下症
誤り。脱毛と眉毛外側の脱落がみられます。

4.クラインフェルター症候群
誤り。女性化乳房がみられ、体毛はむしろ少なくなります。

覚えるポイント

  • クッシング症候群中心性肥満、満月様顔貌、野牛肩、赤紫色の皮膚線条、高血糖、高血圧、多毛
  • 原因=クッシング病(下垂体腺腫)、副腎腫瘍、異所性ACTH、ステロイド薬の長期使用
  • ターナー症候群(45,X)=女性、低身長、翼状頸、原発性無月経。
  • クラインフェルター症候群(47,XXY)=男性、無精子症、高身長、女性化乳房。
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