25AM5第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

精神障害について正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

精神障害と神経疾患の基本的な用語を問う問題です。

解説

てんかんは、大脳の神経細胞が突発的かつ過剰に興奮することによって、発作を繰り返す慢性の疾患です。

発作の型のうち、全般発作(強直間代発作、欠神発作など)では、意識の消失を伴います。強直間代発作では、突然意識を失って全身が硬直し、続いてがくがくとした間代性けいれんが起こり、その後もうろう状態を経て回復します。したがって「てんかん発作は一時的な意識消失を伴う」が正しく、正答です。なお、焦点発作のうち意識が保たれるものもありますが、発作の代表的な特徴として意識消失は妥当な記述です。

発作に遭遇した際の対応としては、周囲の危険物を除け、頭部を保護し、衣服をゆるめ、口の中に物を入れず、けいれんが治まるまで見守り、回復期には側臥位にして誤嚥を防ぎます。5分以上続く場合や繰り返す場合は救急要請が必要です。

認知症は知能が生来低下している状態であるという記述は誤りです。認知症は、いったん正常に発達した知的機能が、後天的に脳の器質的な障害によって低下し、日常生活に支障をきたす状態です。生来(生まれつき)知能が低い状態は**知的障害(精神遅滞)**であり、両者は区別されます。

抑うつは意識レベルの程度を表しているという記述も誤りです。抑うつは気分(感情)の障害であり、意欲の低下、興味の喪失、悲観的な思考を伴います。意識のレベルを表すのは、傾眠、嗜眠、昏迷、昏睡といった用語です。

適応障害は脳の器質的障害が原因であるという記述も誤りです。適応障害は、明確な心理社会的ストレス因に反応して生じるもので、脳の器質的な障害によるものではありません。ストレス因が除かれれば通常6か月以内に改善します。

選択肢の確認

1.てんかん発作は一時的な意識消失を伴う。
正しい。全般発作では意識の消失を伴います。

2.認知症は知能が生来低下している状態である。
誤り。後天的な低下であり、生来のものは知的障害です。

3.抑うつは意識レベルの程度を表している。
誤り。抑うつは気分(感情)の障害です。

4.適応障害は脳の器質的障害が原因である。
誤り。心理社会的ストレス因への反応です。

覚えるポイント

  • てんかん=大脳の過剰な興奮による発作の反復。全般発作では意識消失
  • 発作時の対応=危険物を除ける、頭部の保護、口に物を入れない、回復期は側臥位。
  • 認知症=後天的な知的機能の低下。知的障害=生来の知能の低さ。
  • 適応障害=ストレス因への反応。器質的な障害ではない。
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