25AM51|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)
深部反射はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
深部反射と表在反射を区別する問題です。
解説
深部反射(腱反射)は、腱を叩打して筋を急に伸ばし、筋紡錘を刺激することでその筋が反射的に収縮する反射(伸張反射)です。単シナプス反射であり、錐体路が障害されると亢進します。
下顎反射(咬筋反射)は、軽く口を開けた状態でオトガイ部を叩打すると咬筋が収縮して口が閉じる反射で、深部反射にあたります。したがってこれが正答です。求心路も遠心路もともに三叉神経が担い、中枢は橋にあります。両側の錐体路(核上性)の障害では亢進し、偽性球麻痺の評価に用いられます。
表在反射は、皮膚や粘膜を刺激することで生じる反射で、多シナプス反射であり、錐体路が障害されると消失します。
角膜反射は、角膜に触れると両眼の眼輪筋が収縮して閉眼する表在反射です。求心路は三叉神経(第1枝)、遠心路は顔面神経で、中枢は橋にあります。意識障害の患者における脳幹機能の評価にも用いられます。
足底反射は、足底をこすると足趾が屈曲する表在反射です。錐体路が障害されると、この反応が消失し、代わりに母趾が背屈するバビンスキー徴候(病的反射)が出現します。
腹壁反射は、腹壁の皮膚をこすると同側の腹筋が収縮する表在反射です。中枢は脊髄(T7からT12)にあり、錐体路障害で消失します。
深部反射と表在反射で、錐体路障害による変化が亢進と消失で逆になるという点が、この分野の要点です。
選択肢の確認
1.角膜反射
誤り。表在反射であり、三叉神経と顔面神経が関与します。
2.足底反射
誤り。表在反射であり、錐体路障害で消失します。
3.腹壁反射
誤り。表在反射であり、錐体路障害で消失します。
4.下顎反射
正しい。腱を叩打する深部反射です。
覚えるポイント
- 深部反射(腱反射)=上腕二頭筋、上腕三頭筋、腕橈骨筋、膝蓋腱、アキレス腱、下顎反射。
- 表在反射=角膜反射、腹壁反射、挙睾筋反射、足底反射、肛門反射。
- 錐体路障害=深部反射は亢進、表在反射は消失、病的反射が出現。
- 下顎反射=求心路も遠心路も三叉神経。亢進は偽性球麻痺を示唆する。