25AM55第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

脛骨跳躍型疲労骨折の好発部位で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

脛骨の疲労骨折の型と好発部位を問う問題です。

解説

脛骨の疲労骨折は、発生する部位と機序によって次の二つに分けられます。

跳躍型は、バスケットボール、バレーボール、バレエなど、跳躍を繰り返す競技で生じます。好発部位は**脛骨の中央3分の1の前方(前方皮質)です。したがってこれが正答です。この部位は、脛骨が前方へ弓なりに彎曲しているため、跳躍と着地の際に前方に引き離す力(牽引力)**がかかります。血流に乏しい部位でもあるため治癒が遅く、難治性で偽関節に至ることもあり、長期の安静や手術を要することがあります。画像では前方皮質に横走する亀裂(黒線))がみられます。

疾走型は、長距離走など走行を繰り返す競技で生じます。好発部位は脛骨の中下3分の1境界の後内側です。こちらは圧迫力がかかる側であり、比較的治りやすいとされます。なお、この部位はシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の好発部位とも重なるため、両者の鑑別が重要です。シンスプリントは広い範囲に圧痛があり、エックス線に異常を認めないのに対し、疲労骨折は限局した強い圧痛があり、進行すると画像で骨膜反応や骨折線がみられます。

脛骨骨端部は、成長期には骨端線(成長軟骨板)があり、この部の障害としてはオスグッド・シュラッター病(脛骨粗面の骨端症)が知られていますが、疲労骨折の好発部位ではありません。

脛骨上3分の1脛骨下3分の1は、それぞれ跳躍型と疾走型の典型的な部位ではありません。

選択肢の確認

1.脛骨骨端部
誤り。成長期の骨端症(オスグッド病など)の部位です。

2.脛骨上1/3
誤り。跳躍型の好発部位ではありません。

3.脛骨中1/3
正しい。跳躍型は中央3分の1の前方に好発します。

4.脛骨下1/3
誤り。疾走型は中下3分の1境界の後内側です。

覚えるポイント

  • 跳躍型=脛骨中央3分の1の前方。牽引力がかかり血流に乏しく、難治性
  • 疾走型=脛骨中下3分の1境界の後内側。比較的治りやすい。
  • シンスプリント=同じ後内側だが広い範囲の圧痛、エックス線は正常。鑑別が重要。
  • 疲労骨折を疑う所見=限局した強い圧痛、安静時痛、夜間痛。画像による評価を勧める。
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