25AM62第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

歯周病の増悪因子でないのはどれか

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

歯周病の増悪因子を問う問題です。

解説

歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌によって歯肉と歯を支える組織(歯槽骨、歯根膜)に慢性の炎症が起こり、進行すると歯が抜ける疾患です。日本人の成人の多くが罹患しており、歯を失う最大の原因です。

増悪因子としては、**歯垢と歯石の蓄積(口腔清掃の不良)**を基本として、喫煙糖尿病妊娠、ストレス、栄養状態、薬剤(免疫抑制薬、抗てんかん薬による歯肉増殖)、歯ぎしり、口呼吸が挙げられます。

舌炎は、舌の粘膜に炎症が起こった状態で、鉄欠乏性貧血悪性貧血(ビタミンB12欠乏、ハンター舌炎)、ビタミンB群の欠乏、カンジダ感染、機械的刺激によって生じます。歯周組織の疾患ではなく、歯周病の増悪因子として挙げられるものではありません。したがってこれが正答です。

喫煙は、歯周病の最大の環境因子の一つです。ニコチンによる歯肉の血流低下、免疫機能の低下、創傷治癒の遅延によって病態を悪化させます。しかも血流が乏しいため歯肉の出血や腫れが目立たず、発見が遅れやすいという問題もあります。

妊娠は、女性ホルモンの増加によって特定の歯周病原菌が増えやすくなり、歯肉が炎症を起こしやすくなります(妊娠性歯肉炎)。また、重度の歯周病は早産と低出生体重児の危険を高めることが知られています。

糖尿病は、高血糖による免疫機能の低下、微小循環の障害、創傷治癒の遅延によって歯周病を悪化させます。逆に、歯周病の炎症がインスリン抵抗性を高めて血糖コントロールを悪化させるという、双方向の関係にあることが重要です。

選択肢の確認

1.喫煙
誤り(増悪因子である)。血流低下と免疫低下により悪化させます。

2.舌炎
正しい(増悪因子でない)。貧血やビタミン欠乏による舌の炎症です。

3.妊娠
誤り(増悪因子である)。ホルモンの変化により歯肉炎が生じやすくなります。

4.糖尿病
誤り(増悪因子である)。歯周病と相互に悪化させ合う関係にあります。

覚えるポイント

  • 歯周病の増悪因子=歯垢と歯石喫煙糖尿病妊娠、ストレス、薬剤、歯ぎしり。
  • 糖尿病と歯周病は双方向の関係。歯周病の治療が血糖コントロールを改善する。
  • 重度の歯周病は早産と低出生体重児、誤嚥性肺炎、動脈硬化とも関連する。
  • 舌炎=鉄欠乏性貧血、悪性貧血(ハンター舌炎)、ビタミンB群欠乏。
25AM6125AM63
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