25AM64第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

成人の気管支喘息について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

気管支喘息の治療と特徴を問う問題です。

解説

気管支喘息の本態は、気道の慢性の炎症であり、それによって気道過敏性が亢進し、可逆的な気道の狭窄が繰り返し起こります。

したがって治療の中心は、この炎症を抑える吸入ステロイド薬です。発作が起きていないときにも継続して使用する**長期管理薬(コントローラー)として用いられ、発作の予防と重症化の防止に不可欠です。したがってこの記述が正しく、正答です。あわせて長時間作用性β2刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬などが用いられ、発作時には短時間作用性β2刺激薬(発作治療薬、リリーバー)**を使用します。

患者数は減少傾向にあるという記述は誤りです。気管支喘息の患者数は、増加傾向にあります。一方で、吸入ステロイド薬の普及によって喘息死は大きく減少しました。「患者数は増えたが死亡は減った」という対比が重要です。

症状は昼間に起こりやすいという記述も誤りです。喘息の発作は、夜間から早朝に起こりやすいという特徴があります。副交感神経が優位になること、副腎皮質ホルモンの分泌が低下すること、気道の炎症性物質が増えることなどが背景にあります。夜間や早朝の症状の有無は、コントロールの状態を評価する重要な指標です。

治癒率は50パーセントであるという記述も誤りです。気管支喘息は慢性の疾患であり、「治す」というより**適切な治療で症状のない状態を維持する(コントロールする)**ことが目標となります。小児喘息では成長に伴って寛解することがありますが、成人の喘息では長期の管理が前提です。自己判断で治療を中断すると、発作の再燃と重症化を招きます。

選択肢の確認

1.患者数は減少傾向にある。
誤り。患者数は増加傾向にありますが、喘息死は減少しました。

2.症状は昼間に起こりやすい。
誤り。夜間から早朝に起こりやすいという特徴があります。

3.治療は吸入ステロイド薬が中心である。
正しい。気道の慢性炎症を抑える長期管理薬です。

4.治癒率は50%である。
誤り。慢性疾患であり、コントロールを維持することが目標です。

覚えるポイント

  • 気管支喘息=気道の慢性炎症気道過敏性。可逆的な気道狭窄を繰り返す。
  • 治療の中心=吸入ステロイド薬(長期管理薬)。発作時は短時間作用性β2刺激薬
  • 症状は夜間から早朝に起こりやすい。呼気性呼吸困難と喘鳴
  • 吸入ステロイドの普及で喘息死は大きく減少した。自己判断での中断は危険。
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