25AM71第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午前(科目未分類)

内分泌疾患と検査値の組合せで正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

内分泌疾患とホルモンの検査値の関係を問う問題です。

負のフィードバックの考え方が要点です。

解説

原発性アルドステロン症は、副腎皮質の腺腫や過形成からアルドステロンが自律的に過剰分泌される疾患です。

アルドステロンの作用によってナトリウムと水が貯留し、循環血液量が増加します。すると、腎の傍糸球体細胞は「血液量は十分だ」と判断してレニンの分泌を抑制します。したがって血漿レニン活性は低値となり、この組合せが正しく、正答です。アルドステロンが高値でレニンが低値という組合せ(アルドステロン・レニン比の上昇)が、この疾患の診断の要点です。あわせて、高血圧、低カリウム血症、代謝性アルカローシスがみられます。

褐色細胞腫-血中カテコールアミン低値の組合せは誤りです。褐色細胞腫は、副腎髄質のクロム親和性細胞からカテコールアミンが過剰に分泌される腫瘍です。したがって血中と尿中のカテコールアミンは高値となり、これが診断の決め手です。症状は5つのH(高血圧、頭痛、発汗過多、高血糖、代謝亢進)です。

アジソン病-血中ACTH低値の組合せも誤りです。アジソン病(慢性原発性副腎皮質機能低下症)では、副腎そのものが障害されてコルチゾールが不足します。すると負のフィードバックが外れて、下垂体からのACTHはむしろ高値となります。このACTHの過剰が、皮膚と粘膜の色素沈着を引き起こします。あわせて、全身倦怠感、体重減少、低血圧、低ナトリウム血症、高カリウム血症がみられます。

原発性甲状腺機能低下症-血中TSH低値の組合せも誤りです。原発性(甲状腺そのものの障害、橋本病など)では、甲状腺ホルモンが不足するため負のフィードバックが外れ、下垂体からのTSHは高値となります。TSHが低値となるのは、下垂体の障害による**中枢性(二次性)**の甲状腺機能低下症です。

すなわち、原発性(標的臓器の障害)では上位ホルモンが高値になる、という原則を押さえることが要点です。

選択肢の確認

1.褐色細胞腫-血中カテコールアミン低値
誤り。カテコールアミンは高値となります。

2.アジソン病-血中ACTH低値
誤り。負のフィードバックが外れてACTHは高値となります。

3.原発性アルドステロン症-血漿レニン活性低値
正しい。体液の貯留によりレニンの分泌が抑制されます。

4.原発性甲状腺機能低下症-血中TSH低値
誤り。TSHは高値となります。低値は中枢性の場合です。

覚えるポイント

  • 原発性(標的臓器の障害)=上位ホルモンが高値中枢性=上位ホルモンも低値
  • 原発性アルドステロン症=高血圧、低カリウム血症、代謝性アルカローシス、レニン低値
  • アジソン病=コルチゾール低値、ACTH高値色素沈着、低ナトリウム、高カリウム、低血圧。
  • 褐色細胞腫=カテコールアミン高値。5つのH(高血圧、頭痛、発汗、高血糖、代謝亢進)。
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