25AM74|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
リハビリテーションチームを構成するメンバーで義肢装具の処方を行う職種はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
リハビリテーションチームにおける各職種の役割と、法的な権限を問う問題です。
解説
義肢装具の処方は、医師が行います。したがってこれが正答です。
義肢装具は身体に直接装着して機能を補うものであり、その適応の判断、種類と構造の決定、そして完成後の適合の確認(チェックアウト)は、医学的な診断と判断に基づいて行われる必要があります。したがって処方は医師の役割です。処方にあたっては、障害の程度、残存機能、生活環境、本人の意欲を評価し、多職種で検討したうえで決定されます。
義肢装具士は、医師の処方に基づいて、義肢と装具の製作と身体への適合を行う国家資格者です。採型、採寸、製作、調整を担当しますが、処方そのものを行う権限はありません。
理学療法士は、基本的動作能力(起き上がる、立つ、歩く)の回復を目的として、運動療法と物理療法を行う国家資格者です。装具を用いた歩行訓練や、装具の適合について医師に助言する役割は担いますが、処方は行いません。
看護師は、療養上の世話と診療の補助を担う職種です。装具の装着状況の確認、皮膚のトラブルの早期発見といった役割は重要ですが、処方は行いません。
なお、義肢装具を用いる際に最も注意すべきは、装着部位の皮膚のトラブル(発赤、水疱、潰瘍)です。特に知覚が低下している場合(脊髄損傷、糖尿病、末梢神経障害)は、痛みで気づけないため、装着後の皮膚の観察が不可欠です。
選択肢の確認
1.医師
正しい。医学的な判断に基づいて義肢装具を処方します。
2.看護師
誤り。装着状況の確認や皮膚の観察を担いますが、処方は行いません。
3.理学療法士
誤り。運動療法と物理療法を行い、装具を用いた訓練を担当します。
4.義肢装具士
誤り。医師の処方に基づいて製作と適合を行います。
覚えるポイント
- 義肢装具の処方=医師。適応の判断と適合の確認(チェックアウト)も医師が行う。
- 義肢装具士=医師の処方に基づく製作と適合。
- 理学療法士=基本的動作能力。作業療法士=応用的動作と社会適応。言語聴覚士=言語、聴覚、嚥下。
- 装具の使用では装着部位の皮膚のトラブルに注意。知覚低下があればなおさら。