25PM103|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
骨度で犢鼻から下巨虚までと同じなのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
骨度の寸法を比べる問題です。
解説
まず基準となる距離を求めます。
犢鼻は足の陽明胃経の経穴で、膝前面、膝蓋靱帯外方の陥凹部にあります。下巨虚は同じ胃経の経穴で、犢鼻の下方9寸にあります(足三里が犢鼻の下3寸、上巨虚が下6寸、条口が下8寸、下巨虚が下9寸です)。したがって犢鼻から下巨虚までは9寸です。
これと同じ骨度をもつ部位を選びます。
腋窩横紋前端から肘窩までは、上肢の骨度で9寸と定められています。したがってこれが正答です。上腕の長さの基準であり、天府(腋窩横紋前端の下3寸)や俠白(下4寸)の取穴に用いられます。
前髪際中点から後髪際中点までは、頭部の骨度で12寸です。督脈の百会(前髪際の後方5寸)や膀胱経の頭部の経穴の取穴に用いられます。
胸骨体下端(岐骨)から臍中央までは、体幹の骨度で8寸です。任脈の中脘(臍上4寸)などの取穴に用いられます。なお、臍中央から恥骨結合上縁までは5寸です。
中指尖から手関節横紋までは、標準的な骨度として体系的に定められた項目には含まれておらず、9寸に相当するものではありません。
主な骨度をまとめます。頭部=前髪際から後髪際12寸。体幹=両乳頭間9寸、岐骨から臍中央8寸、臍中央から恥骨結合上縁5寸。上肢=腋窩横紋前端から肘窩9寸、肘窩から手関節横紋12寸。下肢=恥骨結合上縁から膝蓋骨上縁18寸、膝蓋骨尖から内果尖15寸、脛骨内側顆下縁から内果尖13寸、大転子頂点から膝窩19寸、殿溝から膝窩14寸、膝窩から外果尖16寸、犢鼻から解渓16寸です。
選択肢の確認
1.前髪際中点から後髪際中点
誤り。12寸です。
2.胸骨体下端から臍中央
誤り。8寸です。
3.腋窩横紋前端から肘窩
正しい。9寸であり、犢鼻から下巨虚までと同じです。
4.中指尖から手関節横紋
誤り。標準的な骨度として9寸に相当するものではありません。
覚えるポイント
- 胃経(犢鼻から)=足三里3寸、上巨虚6寸、条口8寸、下巨虚9寸。犢鼻から解渓16寸。
- 上肢=腋窩横紋前端から肘窩9寸、肘窩から手関節横紋12寸。
- 体幹=両乳頭間9寸、岐骨から臍中央8寸、臍中央から恥骨結合上縁5寸。
- 頭部=前髪際から後髪際12寸。