25PM105|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
陽蹻脈の八脈交会穴の部位で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
八脈交会穴を特定し、その部位を選ぶ問題です。
解説
八脈交会穴の対応は次のとおりです。内関(心包経)=陰維脈、公孫(脾経)=衝脈、後渓(小腸経)=督脈、申脈(膀胱経)=陽蹻脈、外関(三焦経)=陽維脈、足臨泣(胆経)=帯脈、列欠(肺経)=任脈、照海(腎経)=陰蹻脈です。
したがって、陽蹻脈の八脈交会穴は申脈です。
申脈は足の太陽膀胱経の経穴で、部位は足の外側、外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部に取ります。したがって選択肢4が正答です。後渓(督脈)と組み合わせて、頭項、肩背、腰、内眼角の症状に用いられます。
他の選択肢の部位を経穴名に直します。
第4・第5中足骨底接合部の遠位、第5趾の長趾伸筋腱外側の陥凹部は足臨泣で、足の少陽胆経の兪木穴であり、八脈交会穴として帯脈に通じます。外関と組み合わせます。
内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部は照海で、足の少陰腎経の経穴であり、八脈交会穴として陰蹻脈に通じます。列欠と組み合わせます。申脈(外果の直下)と照海(内果の下1寸)は、外側と内側で対をなす関係にあり、混同しやすいところです。
内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部は大鍾で、腎経の絡穴です。八脈交会穴ではありません。
蹻脈は身体の左右のバランスと運動、そして睡眠と覚醒に関わるとされ、陽蹻脈が盛んになると身体の外側がひきつり内側が緩む、逆に陰蹻脈が盛んになるとその逆になる、と説明されます。
選択肢の確認
1.第4・第5中足骨底接合部の遠位、第5指の長指伸筋腱外側の陥凹部
誤り。足臨泣であり、帯脈に通じます。
2.内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部
誤り。照海であり、陰蹻脈に通じます。
3.内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部
誤り。大鍾であり、腎経の絡穴です。
4.外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部
正しい。申脈であり、陽蹻脈に通じます。
覚えるポイント
- 八脈交会穴=内関(陰維)と公孫(衝脈)、後渓(督脈)と申脈(陽蹻)、外関(陽維)と足臨泣(帯脈)、列欠(任脈)と照海(陰蹻)。
- 申脈=外果尖の直下(陽蹻脈)、照海=内果尖の下1寸(陰蹻脈)。外側と内側で対をなす。
- 後渓と申脈=頭項、肩背、腰、内眼角の症状。
- 蹻脈=左右のバランスと運動、睡眠と覚醒に関わる。