25PM107|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
デルマトームC6領域上に位置する経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**上肢のデルマトーム(皮膚分節)**と経穴の位置を対応させる問題です。
解説
上肢のデルマトームは、次のように対応します。C5=上腕の外側、C6=前腕の橈側と母指、C7=中指、C8=小指と前腕の尺側、T1=上腕の内側。
「母指がC6、中指がC7、小指がC8」と覚えると整理しやすくなります。
魚際は手の太陰肺経の滎火穴で、手掌、第1中手骨中点の橈側、赤白肉際に取ります。すなわち母指球の外側にあたり、C6の皮膚分節に一致します。したがってこれが正答です。
後渓は手の太陽小腸経の兪木穴で、手背、第5中手指節関節の尺側の近位陥凹部、赤白肉際に取ります。小指側にあたるため、C8の分節に相当します。八脈交会穴として督脈に通じます。
中渚は手の少陽三焦経の兪木穴で、手背、第4・第5中手骨間、第4中手指節関節近位の陥凹部に取ります。薬指と小指の間にあたり、C7からC8の分節に相当します。
液門は三焦経の滎水穴で、手背、第4・第5指間、みずかきの近位、赤白肉際に取ります。こちらも薬指と小指の間であり、C7からC8の分節に相当します。
すなわち、選択肢1、2、3はいずれも手の尺側寄りにあり、選択肢4のみが**橈側(母指側)**にあってC6に一致します。
デルマトームの知識は、頸椎症性神経根症や頸椎椎間板ヘルニアにおいて、症状の分布から障害されている神経根の高位を推定するために不可欠です。あわせて腱反射(上腕二頭筋C5、腕橈骨筋C6、上腕三頭筋C7)も手がかりとなります。
選択肢の確認
1.後渓
誤り。小指側にあり、C8の分節に相当します。
2.中渚
誤り。第4・第5中手骨間にあり、C7からC8の分節です。
3.液門
誤り。第4・第5指間にあり、C7からC8の分節です。
4.魚際
正しい。第1中手骨中点の橈側(母指球)にあり、C6の分節です。
覚えるポイント
- 上肢のデルマトーム=C5(上腕外側)、C6(前腕橈側と母指)、C7(中指)、C8(小指と前腕尺側)、T1(上腕内側)。
- 魚際=肺経の滎火穴、第1中手骨中点の橈側、赤白肉際。C6の領域。
- 腱反射=上腕二頭筋(C5)、腕橈骨筋(C6)、上腕三頭筋(C7)。
- 神経根症では、症状の分布と腱反射から障害の高位を推定する。