25PM111|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
下肢にある郄穴の部位はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
部位から経穴名を特定し、それが郄穴かどうかを判断する問題です。
解説
各選択肢の部位を経穴名に直します。
腓骨の前方、外果尖の上方7寸は陽交です。足の少陽胆経に属し、陽維脈の郄穴です。したがってこれが正答です。同じ高さの後方には膀胱経の飛揚があり、また陽交のすぐ後方には胆経の外丘(胆経の郄穴)があるため、位置関係を整理しておく必要があります。
内側広筋隆起部、膝蓋骨底内端の上方2寸は血海です。足の太陰脾経に属し、血の病(月経の異常、皮膚疾患、瘀血)に用いられる要穴ですが、郄穴ではありません。脾経の郄穴は地機(陰陵泉の下3寸)です。
脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸は蠡溝です。足の厥陰肝経の絡穴であり、郄穴ではありません。肝経の郄穴は中都(内果尖の上7寸)で、蠡溝のすぐ上にあるため紛らわしいところです。
外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部は申脈です。足の太陽膀胱経に属し、八脈交会穴(陽蹻脈)ですが、郄穴ではありません。膀胱経の郄穴は金門(第5中足骨粗面の後方、立方骨下方の陥凹部)です。
十六郄穴を整理します。正経十二経では、孔最(肺)、温溜(大腸)、梁丘(胃)、地機(脾)、陰郄(心)、養老(小腸)、金門(膀胱)、水泉(腎)、郄門(心包)、会宗(三焦)、外丘(胆)、中都(肝)。奇経では、交信(陰蹻)、跗陽(陽蹻)、築賓(陰維)、陽交(陽維)です。
郄穴は急性の症状と痛みに用いられ、特に陰経の郄穴は出血性の疾患に用いられるとされます。
選択肢の確認
1.内側広筋隆起部、膝蓋骨底内端の上方2寸
誤り。血海であり、郄穴ではありません。
2.脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸
誤り。蠡溝であり、肝経の絡穴です。
3.腓骨の前方、外果尖の上方7寸
正しい。陽交であり、陽維脈の郄穴です。
4.外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部
誤り。申脈であり、八脈交会穴です。
覚えるポイント
- 陽交=陽維脈の郄穴、外果尖の上7寸、腓骨の前方。外丘(胆経の郄穴)はその後方。
- 下肢の郄穴=梁丘(胃)、地機(脾)、金門(膀胱)、水泉(腎)、外丘(胆)、中都(肝)。
- 奇経の郄穴=交信(陰蹻)、跗陽(陽蹻)、築賓(陰維)、陽交(陽維)。
- 郄穴=急性症状と痛み。陰経の郄穴は出血性疾患にも用いる。