25PM113|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
奇穴と経穴が同じ高さにある組合せはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
奇穴と経穴の高さ(棘突起の高位)を比べる問題です。
解説
それぞれの部位を確認します。
接脊は奇穴で、第12胸椎棘突起下方の陥凹部に取ります。胃兪は足の太陽膀胱経の経穴で、第12胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に取ります。両者はいずれも第12胸椎棘突起の下縁の高さにあり、一致します。したがってこれが正答です。なお、背部兪穴の高さは、膈兪(T7)、肝兪(T9)、胆兪(T10)、脾兪(T11)、胃兪(T12)、三焦兪(L1)、腎兪(L2)、大腸兪(L4)、関元兪(L5)と並びます。
定喘-肩外兪の組合せを確認します。定喘は奇穴で、第7頸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方5分に取ります(大椎の外方5分)。肩外兪は小腸経の経穴で、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。定喘はC7の下縁、肩外兪はT1の下縁であり、一椎分ずれます。
痞根-腎兪の組合せを確認します。痞根は奇穴で、第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸5分に取ります。腎兪は膀胱経の経穴で、第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、外方1寸5分に取ります。L1とL2であり、一椎分ずれます。なお、L1の高さで外方1寸5分にあるのは三焦兪です。
腰眼-関元兪の組合せを確認します。腰眼は奇穴で、第4腰椎棘突起下縁と同じ高さの外方の陥凹部に取ります。関元兪は膀胱経の経穴で、第5腰椎棘突起下縁と同じ高さ、外方1寸5分に取ります。L4とL5であり、一椎分ずれます。なお、L4の高さで外方1寸5分にあるのは大腸兪です。
背部の取穴では、ヤコビー線(左右の腸骨稜最高点を結ぶ線)がL4棘突起の高さを通ることを基準とし、そこから上下に数えていく方法が確実です。
選択肢の確認
1.定喘-肩外兪
誤り。定喘はC7下縁、肩外兪はT1下縁であり一致しません。
2.接脊-胃兪
正しい。いずれもT12棘突起下縁の高さです。
3.痞根-腎兪
誤り。痞根はL1下縁、腎兪はL2下縁であり一致しません。
4.腰眼-関元兪
誤り。腰眼はL4下縁、関元兪はL5下縁であり一致しません。
覚えるポイント
- 接脊(奇穴)=T12下縁。同じ高さの背部兪穴は胃兪(外方1寸5分)。
- 背部兪穴=膈兪(T7)、肝兪(T9)、胆兪(T10)、脾兪(T11)、胃兪(T12)、三焦兪(L1)、腎兪(L2)、大腸兪(L4)、関元兪(L5)。
- 奇穴=定喘(C7下縁、外方5分)、痞根(L1下縁、外方3寸5分)、腰眼(L4下縁)。
- ヤコビー線=L4棘突起の高さ。取穴の基準とする。