25PM121|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
鍼灸治療についてSOAP形式で記録する場合、Aに該当するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
SOAP形式による診療記録の構成を問う問題です。
解説
SOAPは、問題志向型診療記録(POMR)における記載の形式で、次の四つの頭文字をとったものです。
S(Subjective、主観的情報)=患者本人が語った内容。主訴、現病歴、症状の経過、自覚症状、医療面接で得た情報、生活歴や既往歴に関する本人の語りがこれにあたります。
O(Objective、客観的情報)=施術者が観察と検査によって得た情報。他覚的所見、視診、触診、脈診、舌診、腹診、徒手検査の結果、可動域の測定値、バイタルサインなどがこれにあたります。
A(Assessment、評価)=SとOを統合して施術者が下した判断。病態の解釈、東洋医学的な弁証、問題点の整理、そして治療経過の評価がこれにあたります。したがって「治療経過の評価」が正答です。
P(Plan、計画)=評価に基づいて立てた方針。治療内容(選穴、手技、刺激量)、施術の頻度、生活指導、次回までの課題、必要に応じた医療機関への紹介がこれにあたります。
これに照らすと、医療面接の内容はSに、他覚的所見はOに、治療内容はPに該当します。
診療記録は、施術の質を保ち、経過を客観的に追い、他の施術者や医療機関と情報を共有するために不可欠です。また、施術者には守秘義務があり、記録の管理には十分な配慮が求められます。あわせて、緊急性のある所見(いわゆるレッドフラッグ)を認めた場合には、その旨と紹介の判断を記録に残すことが重要です。
選択肢の確認
1.医療面接の内容
誤り。S(主観的情報)に該当します。
2.他覚的所見
誤り。O(客観的情報)に該当します。
3.治療内容
誤り。P(計画)に該当します。
4.治療経過の評価
正しい。A(評価)に該当します。
覚えるポイント
- S=主観的情報(患者の語り、医療面接)、O=客観的情報(他覚所見、検査、四診)。
- A=評価(病態の解釈、弁証、治療経過の評価)、P=計画(治療内容、選穴、生活指導、紹介)。
- 記録は施術の質の保証、経過の把握、他機関との情報共有のために不可欠。
- 施術者には守秘義務がある。記録の管理に配慮する。