25PM129第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午後(科目未分類)

次の文で示す高齢者の機能評価はどれか。「椅子から立ち上がり、3m先の目印を回って、再び椅子に座るまでの歩行時間を測定する。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

高齢者の機能評価の方法を区別する問題です。

解説

問題文が示す「椅子から立ち上がり、3メートル先の目印を回って、再び椅子に座るまでの時間を測定する」という方法は、**タイムドアップアンドゴーテスト(TUG)**そのものです。したがってこれが正答です。

TUGは、立ち上がり、歩行、方向転換、着座という一連の動作を含むため、移動能力、バランス、転倒の危険性を簡便に評価できます。目安として、13.5秒以上で転倒の危険が高い11秒以上で運動器機能の低下が疑われるとされます。特別な器具を必要とせず短時間で行えるため、広く用いられています。

PGCモラールスケールは、**主観的な幸福感(モラール)**を測る質問紙です。心理的な動揺、老いに対する態度、孤独感と不満足感という三つの因子から構成され、高齢者の生活の質の評価に用いられます。身体機能の評価ではありません。

ロコモ度テストは、**ロコモティブシンドローム(運動器症候群)**の程度を判定するもので、**立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25(質問票)**の三つから構成されます。運動器の機能を評価する点ではTUGと近い領域ですが、問題文の方法とは異なります。

バーセルインデックスは、**日常生活動作(ADL)を評価する指標です。食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、更衣、排便、排尿の10項目を採点し、100点満点で表します。時間を測定する方法ではありません。なお、ADLの評価にはほかにFIM(機能的自立度評価法)**があり、こちらは運動項目に加えて認知項目を含み、介助量をより細かく評価できます。

高齢者の総合的な評価では、これらの身体機能とADLに加えて、認知機能(改訂長谷川式簡易知能評価スケール、MMSE)、うつ(高齢者うつ尺度)、栄養状態、社会的な状況をあわせて評価します。

選択肢の確認

1.PGCモラールスケール
誤り。主観的な幸福感を測る質問紙です。

2.ロコモ度テスト
誤り。立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25から構成されます。

3.タイムドアップアンドゴーテスト
正しい。立ち上がりから3メートルの往復と着座までの時間を測定します。

4.バーセルインデックス
誤り。日常生活動作を100点満点で評価する指標です。

覚えるポイント

  • TUG=立ち上がり→3メートル歩行→方向転換→着座の時間。バランスと転倒の危険を評価。
  • 目安=13.5秒以上で転倒の危険が高い
  • バーセルインデックス=ADLを10項目100点で評価。FIMは介助量と認知項目を含む。
  • ロコモ度テスト=立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25。
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