25PM141|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午後(科目未分類)
ステンレス鍼の特徴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼体の材質による性質の違いを問う問題です。
解説
現在、日本で用いられる鍼のほとんどはステンレス鋼製です。その特徴は次のとおりです。
弾力(剛性)があり折れにくく曲がりにくい、錆びにくい(酸化しにくい)、安価で大量生産に向く、滅菌に耐える、そして電気を通しやすいことです。
このうち、電気を通しやすいという性質から、低周波鍼通電療法に適することが正答となります。金鍼や銀鍼も導電性はありますが、高価であり、また軟らかく通電中の刺激で変形しやすいため、通電にはステンレス鍼が標準的に用いられます。
刺入痛が少ないという記述は誤りです。刺入痛の少なさは、鍼体の軟らかさとしなやかさに関係し、この点では金鍼と銀鍼が優れるとされます。ステンレス鍼は硬く弾力があるため、刺入は正確に行える一方、軟らかさによる刺入痛の軽減という利点はもちません。
曲がりやすいという記述も誤りです。ステンレス鍼はむしろ曲がりにくく折れにくいのが特徴です。軟らかく曲がりやすいのは金鍼と銀鍼です。
酸化しやすいという記述も誤りです。ステンレス鋼は表面に不動態の被膜を形成するため、錆びにくく酸化しにくいという性質をもちます。これが衛生面での大きな利点です。銀鍼は硫化して黒く変色しやすい性質があります。
なお、現在は単回使用(ディスポーザブル)の滅菌済み鍼の使用が標準であり、感染防止の観点から、鍼の再使用は行いません。
選択肢の確認
1.刺入痛が少ない。
誤り。軟らかい金鍼と銀鍼のほうが優れるとされます。
2.曲がりやすい。
誤り。ステンレス鍼は弾力があり曲がりにくい材質です。
3.酸化しやすい。
誤り。錆びにくく酸化しにくいことが特徴です。
4.低周波鍼通電療法に適する。
正しい。導電性がよく、通電中も変形しにくい材質です。
覚えるポイント
- ステンレス鍼=弾力があり折れにくく錆びにくい、安価、通電に適する。現在の標準。
- 金鍼と銀鍼=軟らかく刺入痛が少ないとされるが高価。銀は硫化して変色しやすい。
- 鍼の構造=鍼尖、鍼体、鍼根、鍼柄、鍼尾。太さは番手、長さは寸で表す。
- 単回使用(ディスポーザブル)の滅菌済み鍼が標準。再使用しない。