25PM142|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
鍼の術式で刺鍼時・抜鍼時に左右交互にひねりながら行うのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**刺鍼の術式(手技)**の内容を区別する問題です。
解説
旋撚術(せんねんじゅつ)は、刺入時と抜鍼時に、鍼体を左右交互にひねりながら行う手技です。前後にひねる動きを繰り返すことで、組織への刺激を与えながら鍼を進める、あるいは抜いていきます。したがってこれが正答です。基本的な手技の一つで、旋撚しながら刺入する方法を旋撚刺法といいます。
回旋術は、目的の深さまで刺入した後、鍼を一方向にのみ回旋(ひねる)する手技です。片方向に回すため、周囲の組織が鍼にからみつき、強い刺激が得られます。ただし、回しすぎると組織が巻きついて鍼が抜けなくなる渋鍼の原因となるため、注意が必要です。左右交互ではない点が旋撚術との違いです。
間歇術は、目的の深さまで刺入した後、いったん鍼を途中(皮下)まで引き上げてしばらく留め、再び刺入する、という動作を繰り返す手技です。刺激を断続的に与えることで、深部への刺激を調節します。
乱鍼術は、一つの手技に限定せず、複数の手技を組み合わせて症状に応じた刺激を与える方法です。特定の決まった動作を指す語ではありません。
その他の主な手技も整理しておきます。雀啄術=鍼を上下に小刻みに動かす(鳥がついばむような動き)。置鍼術(置鍼法)=一定時間そのまま留める。振顫術(振せん術)=鍼柄を持って細かく振動させる。屋漏術=三段階に分けて刺入と抜鍼を行う。副刺激術=刺入した鍼の周囲の皮膚を軽く叩く。示指打法=鍼柄を示指で弾く。目的に応じて手技を選ぶことが重要です。
選択肢の確認
1.回旋術
誤り。一方向にのみ回旋する手技です。渋鍼に注意します。
2.間歇術
誤り。途中まで引き上げて留め、再び刺入する手技です。
3.旋撚術
正しい。刺入時と抜鍼時に左右交互にひねりながら行います。
4.乱鍼術
誤り。複数の手技を組み合わせる方法です。
覚えるポイント
- 旋撚術=左右交互にひねる。回旋術=一方向にひねる(渋鍼に注意)。
- 雀啄術=上下に小刻みに動かす。間歇術=途中まで引き上げて再刺入。
- 置鍼術=一定時間留める。振顫術=鍼柄を細かく振動させる。
- 屋漏術=三段階に分けて刺入と抜鍼を行う。乱鍼術=複数の手技を組み合わせる。