25PM81|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
中殿筋のMMTについて正しい組み合わせはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**徒手筋力テスト(MMT)**の段階と、その内容を対応させる問題です。
解説
**徒手筋力テスト(MMT)**は、筋力を0から5の6段階で評価する方法です。
0(ゼロ)=筋の収縮がまったくみられない。
1(トレース)=わずかな筋の収縮は触知または視認できるが、関節は動かない。
2(プア)=重力を除いた肢位であれば、全可動域を動かせる。
3(フェア)=重力に抗して全可動域を動かせるが、抵抗には抗せない。
4(グッド)=中等度の抵抗に抗して全可動域を動かし、保持できる。
5(ノーマル)=強い(最大の)抵抗に抗して保持できる。正常。
これに照らすと、「MMT1-中殿筋に筋収縮がみられる」が正しく、正答です。段階1は、関節運動は起こらないものの、筋腹や腱に触れると収縮を感じ取れる状態を指します。
MMT2-重力に抗して股関節外転を保持できるという記述は誤りです。重力に抗して動かせるのは段階3です。段階2は、側臥位ではなく背臥位にするなど、重力の影響を除いた肢位で動かせる状態です。中殿筋の場合、段階3以上は側臥位で、段階2以下は背臥位で評価します。
MMT3-中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できるという記述も誤りです。中等度の抵抗に抗せるのは段階4です。段階3は抵抗を加えない状態で重力に抗して動かせる段階です。
MMT4-高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できるという記述も誤りです。強い抵抗に抗せるのは段階5です。
すなわち、選択肢2、3、4はいずれも一段階ずつずれています。「3が重力、4が中等度の抵抗、5が最大の抵抗」という基準を軸に覚えると整理できます。
選択肢の確認
1.MMT1-中殿筋に筋収縮がみられる。
正しい。関節は動かないが収縮を触知できる段階です。
2.MMT2-重力に抗して股関節外転を保持できる。
誤り。重力に抗して動かせるのは段階3です。
3.MMT3-中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
誤り。中等度の抵抗に抗せるのは段階4です。
4.MMT4-高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
誤り。強い抵抗に抗せるのは段階5です。
覚えるポイント
- MMT=0(収縮なし)、1(収縮のみ)、2(重力を除けば可動)、3(重力に抗する)、4(中等度の抵抗)、5(最大の抵抗)。
- 段階3が重力に抗せるかどうかの境目。ここを基準に前後を覚える。
- 中殿筋=股関節の外転、上殿神経支配。評価は側臥位(段階3以上)。
- 筋力低下でトレンデレンブルグ徴候が生じる。