25PM85第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午後(科目未分類)

体内力源式上腕義手について正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

体内力源式(能動式)上腕義手の仕組みを問う問題です。

解説

上腕義手は、動力源によって次のように分けられます。

装飾用義手=機能をもたず外見を補うもの。
作業用義手=特定の作業に用いる器具を装着するもの。
体内力源式(能動式、ハーネス式)義手自分の身体の動きを力源とするもの。
体外力源式(筋電義手など)=電気などの外部の動力を用いるもの。

体内力源式では、ハーネス(たすき状の支持部)を装着し、健側の肩甲帯の前方突出や体幹の動きを力源として、その力を**ケーブル(コントロールケーブル)**を通じて手先具と肘継手に伝えます。したがって「ケーブルによって力が伝達される」が正しく、正答です。

力源は患側の肩の力を利用するという記述は誤りです。上腕義手の場合、力源となるのは主に健側の肩甲帯の前方突出と、患側の肩関節の屈曲、そして体幹の動きです。「患側の肩の力」だけを利用するという表現は正確ではありません。

操作の練習は主に理学療法士によって行われるという記述も誤りです。義手の操作訓練と、それを用いた日常生活動作の訓練は、主に作業療法士が担当します。理学療法士は基本的動作能力(起立、歩行)を担当します。なお、義手の処方は医師製作と適合は義肢装具士が行います。

手先具を動かす場合は肘継手の固定を解除するという記述も誤りです。体内力源式では、一本のケーブルで肘の屈曲と手先具の開閉の両方を操作します。したがって、肘継手を固定(ロック)した状態でケーブルを引くと手先具が開閉し、固定を解除した状態で引くと肘が屈曲します。すなわち、手先具を動かすには肘継手を固定する必要があり、記述は逆になっています。

選択肢の確認

1.力源は患側の肩の力を利用する。
誤り。主に健側の肩甲帯の前方突出と体幹の動きを力源とします。

2.ケーブルによって力が伝達される。
正しい。ハーネスからケーブルを通じて手先具と肘継手に伝わります。

3.操作の練習は主に理学療法士によって行われる。
誤り。作業療法士が担当します。

4.手先具を動かす場合は肘継ぎ手の固定を解除する。
誤り。肘継手を固定した状態で手先具が開閉します。

覚えるポイント

  • 体内力源式(能動式)義手ハーネスとケーブル。健側の肩甲帯の前方突出などを力源とする。
  • 肘継手を固定→手先具の開閉固定を解除→肘の屈曲。一本のケーブルで両方を操作。
  • 処方は医師製作と適合は義肢装具士操作訓練は作業療法士
  • 筋電義手=残存筋の筋電位を利用する体外力源式。
25PM8425PM86
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)